ドキュメント裁判官: 人が人をどう裁くのか (中公新書 1677)
- 中央公論新社 (2002年12月1日発売)
本棚登録 : 198人
感想 : 25件
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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121016775
感想・レビュー・書評
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裁判官の人となりや仕事のあり方について、今まで知らなかった内部事情も踏まえて紹介している。考慮すべきは多々あり、時に批判を受けるような判決であっても、公正中立の立場で最大限の考慮がなされたものなんだとひしひしと感じた。
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司法は三権の中で最も独立した権力。裁判官の拠り所は社会的要求でなく適切な刑罰の適用。でないと刑が法を無視して一人歩きしかねない。法が時代不適合になっていると思われるなら、改定するのは政治(行政)の義務。裁判官の、公に出せない人間味が興味深い。
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研修所の某教官が最後に紹介してた本です。
新聞の特集連載をまとめたもので、5年ほど前なので若干古いですが、普通に面白く一気に読めました。
裁判官がここまでマスコミに本音しゃべってるってなかなか無いです。
特に前半の刑事裁判のあたりは、かなり率直な意見が述べられてて驚きました。
裁判員制度の向けて、というなら、ぞろぞろ出版されてる法律用語の揚げ足取り本の3倍くらい参考になるかと。