漱石が聴いたベートーヴェン―音楽に魅せられた文豪たち (中公新書)

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著者 : 滝井敬子
  • 中央公論新社 (2004年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017352

漱石が聴いたベートーヴェン―音楽に魅せられた文豪たち (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • タイトルの漱石がベートーヴエンを聴いたのは、大正2(1913)年12月の奏楽堂コンサートであったという。<エグモンド>序曲やヴアイオリン協奏曲を聴いたとのこと。しかしその感想は語られなかったようで、記述はない。この話が取り上げられているのは、その前後を併せても4ページほど。タイトルは漱石をつかって本書をアピールする狙いもあったことだろう。
     サブタイトルは<音楽に魅せられた文豪たち>とあり、明治からわが国の近代化が進められるなかでの、西洋音楽の受容を文学者たちの具体的な状況で綴った切り口は面白く,読ませるものになっている。
    著者は,これに先立ち成増アクトホール,東京カザルスホール等などで<明治の文豪と西洋音楽>というタイトルで、ジャンル横断コンサートシリーズを行っていたが、それらも本書執筆の欠かせない前提になっているようだ。
     目次は次の通り。
     1・森鴎外とオペラ
     2・幸田露伴と洋楽家の妹,延
     3/4・島崎藤村と東京音楽学校(1,2)
     5・夏目漱石と寺田寅彦
     6・永井荷風の音楽遍歴

     主要参考文献は約八十数冊。

  • 資料ID:C0025669
    配架場所:2F新書書架

  • 日本近代草創期の文豪たちと西洋音楽との邂逅を詳細に描いた力作。さすが中公新書と呼ぶべきクオリティー。

  • 漱石は日本の皮肉な近代には極めて悲観的だった。日本はどんどん悪い方向に向かっている、社会の役に立たない趣味こそ人間らしい生活の証になる、と彼は考えていた。学問や文学によって趣味の大切さを説いていた。
    島崎藤村らは、キリスト教と洋楽の混合体こそ、新しい時代の方向を決定づけると感じてあこがれた。

  • この本は、大阪に受験に行ったとき、夜行列車が暇で買った本です。
    が、音楽も文学も教養がない僕にはわかりませんでした…
    もう少し勉強してから読もうと。

  • 日本伝統音楽に別れを告げ、西洋音楽にのめりこんだ明治時代の文豪。彼らのおかげで今私たちは西洋音楽の素晴らしさを享受できるわけでありますが・・・。

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漱石が聴いたベートーヴェン―音楽に魅せられた文豪たち (中公新書)の作品紹介

ドイツ留学中にオペラの世界に魅了された森鴎外は帰国後、日本での歌劇上演を夢み、幸田露伴は最初期の女流音楽家を妹に持っていた。夏目漱石はヴァイオリンを弾く弟子寺田寅彦に誘われて奏楽堂通いをし、永井荷風はニューヨークやパリで劇場三昧の日々…。本書は、怒涛のように流入する西洋文明・西洋文化と格闘した明治期の文学者たちが、クラシック音楽にどのようにかかわったかをいきいきと描くものである。

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