| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品からのみんなの引用
-
すなわち、藝術の本質は(広義における)美の表現であり、美は体験を通して現実のものとなるので、美学はまずその体験と相関的な美の特質の解明に努めます。これが美学の核心を形成します。ただし、美とはいっても、そこにさまざまなヴァリエーションがありますので、その多様性の解明が必要になります。そこで本論としての美論に対する補論のようなかたちで、美的範疇論が付け加えられるわけです。
― 22ページ -
そのデュシャンの『泉』が、美術館というものができる以前の時代なら、単なる便器にすぎなかった、ということを思い出して下さい。ここで、《藝術史を識らなければ、藝術はわからない》という考え方が、真実味をもってきます。
-
現代の美学は、作者の「意図」を、証言によって確かめても無意味だ、と考えています。
みんなの感想・レビュー・書評
美学の問題について、自分で思考するヒントが沢山得られた。知りたい分野について本を読んでも知識一辺倒になりがちなので、手にとってよかった。次は美学の流れを外観できる本を読んでみたいと思う。
・藝術論(詩学→美学):制作學
・センス:時代や哲学の状況を適切に把握→適切な主題を立てて論ずる能力
直接性・即刻・総合性
・パブリックアート:藝術の公共的なありかたの模索が課題
思った以上に専門的じゃなかった本。
現代アートや現代音楽と斬新な分野を扱った内容で、建築とかもあって面白い。
ただ、筆者の考えは年齢を感じます。
美学界でも権威っぽい筆者だけど、
読み終えても美学についてさっぱり分かりません 笑
そのぶんいろいろ考えさせられるので。。
もっと美学について読んでみようと思います。
本書は美学の概説書ではない。「あとがき」で著者が、「この美学の入門書を、学説を紹介することなく、言い換えれば何も参照せずに、心のなかにあることだけでつづる、という方針を立てていた」と語っているように、ふだんの生活の中で出会う素朴な疑問や感想を取り上げて、わかりやすい言葉で考察を進めている。 著者は第1章は、そもそも美学という営みがどのようにして形成されてきたのかということを、簡単に論じている... 続きを読む »
音楽、美術などアートに関わる人には、アクチュアルな問題が並ぶ。もちろん鑑賞する人にとっても。
古典的な美学の説明は最低限で、現代芸術をどう見るか・評価するかに内容がさかれている。
美学とは何だったのか。西洋に近代が始まって美学も一緒に始まった。人間は独力で科学を創造し藝術を創造した。新しいものの価値を判断したのは感性であった。美学は、感性とは何かを問うた。美的判断とは何かを問い美的体験は可能かを問うた。けれども一九世紀以降、感性ではなく知性でしか理解できない美しくない藝術が生まれた。美的体験を解釈し始めた。
美とは作り出されるものではなく、恵みとして与えられるもの。だからこそ人は美を追求するのであり、『美しい』という言葉は日常会話においてあまり語られない。
美学の入門書として推薦されて手に取りました。
身近な問題から導入が話されていてわかりやすく、近現代の美学の課題について丁寧に論じられており、興味深い一冊でした。
「芸術とは何なのか」という現代アート出現による解釈学の全く根本的な問いの成立など、ざっくりと問題意識を提起されているような印象をもち、初学者としてためになる一冊だったように思います。
美学って…こんな感じだろうなって、
思ってた通り。
だからといって無駄ではなかったけれど。
もっと深いことをきちんと勉強したいです。
美とはつまるところ、センスの章でも書かれていたように、<言葉にならないもの>のうちの一つということですね。それは近代に知覚されるべきものから、考えられるべきものになり、芭蕉が説いた「不易流行」の概念のように、永遠で変化しない者があると同時に、新しさが必用であるもの。また、設計図では書ききれるものでもなく、作り出されるというよりは、恵みとして与えられるもの。それぞれ納得はできるが、良く分からないというのが本音。奥が深い。
文字通り「招待」という感じだった。入門にはよいと思う。できることなら,ここからさらに思考を進めていければ。
大学で教科書と指定されたため購入
タイトルの通り、難しい専門用語を使わずにできるだけわかりやすく用例を用いさわりの部分を説明してくれる本
アレクサンダーゴッドリブバウムガルデンからはじまり現代の美学に至るまで
それと、俺の美学に反する、とか私の美学に合わないなあという使われ方の美学とは異なるので読むときはそれに注意
講義の教科書として買ったんですけど面白そうなのでパパーっと読んじゃいました。
美学がなにか、っていう本じゃなくてほんとに招待の部分を重視したような内容でした。
エッセイ読むような気持ちで読めます。
著者の先生がちゃんと仕事を終えきったのかそれがきになります笑
僕のような美学について全く知識がない人には難解な本でした。
この本によると、美学とは「美と藝術と感性を論ずる哲学」、らしいです。
藝術が美しかったのは過去のことで、背後に精神的な次元を隠し持ち、それを開示することを真の目的としている活動が藝術、らしいです。
今日の美学では、作者の証言や人生に従って作品を理解するやり方は正当なものではなく、近代藝術はその藝術概念ゆえに藝術史を知らなければ分からないもの、らしいです。
僕に藝術が理解できる日はまだ遠いみたいです。
『現代の美学は、作者の「意図」を、証言によって確かめても無意味だ、と考えています。たしかに、作者が自作を誤解するということは、珍しくないようです。しかし彼が誤解している、と言いうるのは、少なくとも作品に固有の「意図」のようなものがあるからでしょう。わたくしはそれをin-tensionと呼ぼうと思います。作品には、内部に独特の緊張がみなぎっていて、それを捉えることが大切なのです。』
教授に「授業受ける前に読むと良い」と薦められた本。初心者向けに平易な言葉で書かれていますが、重要なことを押えておりわかりやすく勉強になります。

[ 内容 ]
二〇世紀後半以降、あらゆる文化や文明が激しく急速に変化しているが、芸術の世界も例外ではない。
複製がオリジナル以上の影響力を持ち、作品享受も美術館で正対して行うことから逸脱することが...





