ギリシャを巡る カラー版 (中公新書 1748)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017482

作品紹介・あらすじ

ギリシャの美しさは他に類を見ない。美しい浜辺や海岸線に縁どられた紺碧の海。岩がちな、あるいは緑鮮やかな、変化に富む地形。ヨーロッパ文明発祥の地として、文化史上でも輝かしいかの地には、世界遺産に登録された地域や建造物も多い。本土の観光ポイントに加え、エーゲ海とイオニア海に浮かぶ有人の島すべてを、美しい写真で紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年1月期の展示本です。
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    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00205225

  • サトクリフを読んで、ギリシャの風景に興味が湧き、手に取りました。エーゲ海の小さな島々、北ギリシャの1地方など、さまざまなエリアのことを紹介していてワクワクします。
    ですが、1地方にかけられるページ数の都合上、仕方ないのかもしれませんが、「ここが見処」「必見の価値あり」とあっても何が魅力か伝わってこず、残念でした。
    エッセイとしては内容にとぼしく、ガイドブックとしては情報にとぼしい。写真集にしては画力にとぼしいかと思います。

  • 今年の道中はこれ2

  • (2011.08.29読了)(2009.12.19購入)
    国立西洋美術館で開催中の「古代ギリシャ展」を見たついでに、ギリシャに関する積読本を少し読んでしまうことにしました。
    9年間で19回ギリシャを探訪し、ギリシャをくまなく廻ったカメラマンによる写真集兼見どころ案内です。全体の半分以上をカラー写真が占めています。どの写真もきれいです。
    行ってみたくなります。
    1974年に団体旅行でヨーロッパを巡りましたが、その最初がギリシャでした。アテネ、デルフィ、スニオン岬、などは実際に訪問できたので、懐かしいです。
    機会があれば、オリンピア、ミケーネ、エーゲ海の島々へ行ってみたいと思います。中央ギリシャのメテオラも面白そうです。その時は、この本を持って行きましょう。

    ギリシャは、西洋文明の発祥の地と言われますが、エジプトや中東に近いので、エジプトの影響を受けたり、キリスト教を広めるための橋渡しになったり、と知らないことが結構ありそうです。

    ●オリンピア(66頁)
    古代オリンピックは、全ギリシャの青年たちが躍動する肉体美を競い合いゼウスに奉納された神事で、スポーツ競技会ではなかった。前776年に大会開催の最初の記録が残っている。
    ●ドドニ遺跡(83頁)
    樫の木の神託所。エジプトから飛来した鳩が止まって、神託所の開設を告げた。
    ●テッサロニキ(86頁)
    テッサロニキは首都アテネに次ぐ第二の都市で、商工業と文化の中心地として発展した。
    ローマ時代には、オリエントとローマを結ぶエグナチア街道として軍事と商工の要所となり、聖パウロの初期キリスト教伝道の中心地ともなった。
    ●ヴェルギナ(95頁)
    ヴェルギナは、マケドニア王国の最初の首都アイガイであったといわれる。1977~78年にギリシャの考古学者アンドロニコスが、この地の墳墓からマケドニア王家の紋章のついた重さ10キログラムの黄金の箱に入った骨と冠、髪飾り、武具などを発見した。人骨の片目が負傷していたことから、これはメトーニの戦いで怪我を負ったフィリッポス二世(アレクサンドロス大王の父)であることが明らかになった。
    ●ミロス島(124頁)
    ミロス島といえば「ミロのヴィーナス」が発見された島として有名だ。1820年に村人が畑から掘り出したものだが、ミロス島に寄港中の二人のフランス人将校が目にし、そのあまりの美しさに打たれた。
    ●イオス島(129頁)
    イオス島はホメロスにゆかりがあるといわれ、島の北端の海岸に「ホメロスの墓」が残っている。
    ●レスヴォス島(174頁)
    島は古代から、文学や音楽、演劇などで著名人を輩出。
    1979年には、詩人オデッセアス・エリティスが、ギリシャの自然を情感豊かに歌い、ノーベル文学賞を受けた。
    (2011年8月31日・記)

  • (資料用)
    新書だけどほぼ写真の本。旅行ガイドブックを買っても良かったんですが。私は見ているだけで楽しいです。

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/02444419"><B>ギリシャを巡る</B> カラー版</a><br>(中公新書 1748)<br> 2004.5<br><br><br>写真家・萩野矢さんの美しい写真を眺めながら読める解説。<br>有名ドコロのみならず、なかなかにマニアックな遺跡の紹介も有り。<br>それぞれ300〜400文字程度の文章なので、さらっと読めます。<br><br>これを読んで、イオニア海の島々にも興味が沸いてきました。<br>旅する時は、ポケットに入れて携帯したい本です。

  • S293/

  • 綺麗です。行ってみたいギリシャ。

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著者プロフィール

Keiki Haginoya. はぎのや・けいき
◉写真家。1938年栃木県生まれ。専大卒。
91年ソ連解体と共にウズベキスタン共和国が成立し、
シルクロードに関わる歴史的建造物群の修復を待って
98年にウズベキスタン政府の応援で撮影取材。
2000年に
『ウズベキスタン シルクロードのオアシス』(東方出版)
の出版と写真展開催。この時カリモフ大統領から表彰を受ける。
2008年から
ウズベキスタン全土にエリアを広げ撮影取材を続ける。
主な個展に『遊べ 東京っ子』『東京かくれんぼ』
『ギリシャ夢紀行』『カッパドキア』など多数。
主著に『街にあふれた子どもの遊び』(彩流社)、
『タクラマカン シルクロードのオアシス』など多数。

「2016年 『ウズベキスタン・ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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