永遠のドストエフスキー―病いという才能 (中公新書)

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著者 : 中村健之介
  • 中央公論新社 (2004年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017574

永遠のドストエフスキー―病いという才能 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    十九世紀ロシアの社会と文化について何も知らない私たちに、ドストエフスキーの文学はなぜかくも強烈に響くのか。
    それは現代人の誰もが抱えている心の病いを描いているからではないだろうか―。
    本書はドストエフスキーの書簡や社会評論と文学作品とを照らし合わせながら、偉大ではあるが、壮大深遠でも観念的でもない一人の人間としてのドストエフスキー像に迫り、読む者に時代を超えて訴える作品の魅力を描く。

    [ 目次 ]
    第1章 心の病いを尊重する作家(病気は考える価値がある;病気の尊重 ほか)
    第2章 治らない心配性―妻アンナへの手紙(アンナ・グリゴーリエヴナとの結婚;「あけっぴろげ」の手紙 ほか)
    第3章 犠牲者のいる光景―加虐と被虐を通しての愛(光景の強迫;加虐者が被虐者に依存する関係 ほか)
    第4章 なりすます才能と被害妄想―『貧しい人たち』と『分身』の統合失調症(てんかんと統合失調症;手紙のなかの仮想現実 ほか)
    第5章 博愛主義者にして反ユダヤ主義者―社会問題の視覚的解決(反ユダヤ主義者ドストエフスキーに対する批判;小説のなかのユダヤ人 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 作中人物の思想・言葉は筆者の思想・言葉でないのは文学読解の鉄則であるが、ドストエフスキー文学にはそれが適さないらしい。
    というより他の文学作品より濃く、否応なく現れてしまっている、と読み取れる。

    ドストエフスキーの作品が受け入れられる理由が、現代人の抱える心の病をも描いているから、というのは疑問符だが。

    個人的には、そういうことはない。

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中村健之介の作品

永遠のドストエフスキー―病いという才能 (中公新書)の作品紹介

十九世紀ロシアの社会と文化について何も知らない私たちに、ドストエフスキーの文学はなぜかくも強烈に響くのか。それは現代人の誰もが抱えている心の病いを描いているからではないだろうか-。本書はドストエフスキーの書簡や社会評論と文学作品とを照らし合わせながら、偉大ではあるが、壮大深遠でも観念的でもない一人の人間としてのドストエフスキー像に迫り、読む者に時代を超えて訴える作品の魅力を描く。

永遠のドストエフスキー―病いという才能 (中公新書)はこんな本です

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