言論統制: 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書 1759)
- 中央公論新社 (2004年8月25日発売)
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感想 : 21件
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- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121017598
感想・レビュー・書評
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必要に迫られて読んだ。
鈴木庫三という人物についての本。歴史的資料を用いて、どのような人物であったかをできるだけ正確にたどろうとしている。それだけ、虚言をもって書き残された人物らしい。
理系人間としては非常に読みづらい。
専門的な用語が多用されているため、簡単には読み進めることができない。
僕向けの本じゃないなって思った。
(読みやすさを感想に入れるのは、読みやすい本しか読まないという傾向の若者らしい見方かもしれない。)
そして論理もついていきにくい。筆者の脳内では完成された論理かもしれないが、読者には飛躍しすぎているように思えた。
いきなり変な文章が出てきて、「は?」と思うこともしばしば。そして少しあとに「ああ、そゆこと」ってなった。非常に読みづらい。せめて、接続詞的なものをつけてくれればわかるのに。
どのような人に向けて書かれたのかが気になるところ。歴史マニアだろうか。歴史学者だろうか。一般人だろうか。若者だろうか。
疑問が残る。
ただ個人的には尊敬する学者の方なので、僕の考えの及ぶ範囲外に何かはあると思う。これはあくまで僕のレベルから見た評価である。