いい学校の選び方: 子どものニーズにどう応えるか (中公新書 1760)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017604

作品紹介・あらすじ

これまでの義務教育は、多くの場合、定められた学校に送り込まれた生徒に教壇から教師の声が降り注ぐ、というのが普通であった。しかし、少子化が進み、教育メソッドの進化も著しい現在では、学校ごとに生徒のニーズにあった学びの場が工夫されてきている。どんな施設が必要か、校長の仕事とは何か、生徒に何をさせているかなど、学校選びの場面で何を基準に教えればよいのかを明示する。判断用チャート多数収載。

感想・レビュー・書評

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  • 2004年の本なので内容が少し古くなっているかなと思いつつ読み始めたのですが、今でも十分参考になりました。

    ・いい学校がもっている特徴
    (学校自体が「学び続ける組織」として位置づけられている/先生方ご自身も学び続けるための時間が取りやすい環境である、など)
    ・学校などでの子どもの評価は、「評価して終わり」では無く次の行動につながるものであるべき
    ・これまでの相対評価から、絶対評価に移行する中で学校に求められる変化
    (相対評価の頃は授業が終わってから評価のためのテスト作りをしていたが、絶対評価では授業の準備段階で評価項目を考えておく必要がある、など)

    などの重要ポイントを、学校選びについて考える前に全体像として把握することができ、役立ちました。

  • 105円購入2012-03-04

  • 2004年刊。学校選択制が採用されることを見越し、その選択にあたり、親としてなすべき情報収集法・学校への関わり方などについて解説する。本書は、大瀬英昭校長を中心として創出してきた神奈川県茅ヶ崎市浜之郷小学校を理想モデルとしている感がある。もちろん、個人的には浜之郷小学校はいい学校と思う。しかし、彼の学校が採用してきた方法論が、他の一般的な公立学校に般化できるかは疑義があるところ。また、選択制が下火になりつつあることからして、本書の意義が、中高受験における偏差値以外の学校選択の基準の提示に矮小化したのでは。

  • [ 内容 ]
    これまでの義務教育は、多くの場合、定められた学校に送り込まれた生徒に教壇から教師の声が降り注ぐ、というのが普通であった。
    しかし、少子化が進み、教育メソッドの進化も著しい現在では、学校ごとに生徒のニーズにあった学びの場が工夫されてきている。
    どんな施設が必要か、校長の仕事とは何か、生徒に何をさせているかなど、学校選びの場面で何を基準に教えればよいのかを明示する。
    判断用チャート多数収載。

    [ 目次 ]
    1 いい学校とは?(二一世紀の学校と教育;子どものニーズを明らかにする)
    2 いい学校の選び方(学校を評価する;学校訪問時のチェックリストと質問項目;選択にあたって)
    3 いい学校のつくり方(子どもの学びをサポートするために教師にできること;子どもの学校での学びをサポートするために親ができること;評価;教師と親の継続的な学びをつくり出す)

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著者プロフィール

『学びの中心はやっぱり生徒だ!』『みんな羽ばたいて――生徒中心の学びのエッセンス
(仮)』『成績をハックする』(すべて新評論)と併せて読むと、この本の理解が一層増
します。実践記録や質問等は、pro.workshop@gmail.com 宛にお願いします。

「2023年 『聞くことから始めよう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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