信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)

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著者 : 谷口克広
  • 中央公論新社 (2005年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017826

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信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 2005年刊行。タイトルどおりであるが、信長・秀吉関連の小説などを読んでいれば、内容に特異な点はなさそうだし、見知ったことも多そうだが、細かく時期が分けられて新書としてはうまく整理している感じ。本書で言う「司令官」は、家臣(羽柴秀吉や明智光秀など)に対して近江国を分封したあたりから具体化してくるが、とりわけ、明智光秀の丹波平定戦の開始が、地域担当の方面軍軍団設定の嚆矢らしい。また、方面軍として明確に位置づけられたのは柴田北陸方面軍が最初。個人的には、信忠軍団形成が新奇な点か。

  • 信長が領土拡大するに伴って設置した方面軍や、そこまで至らないいわば遊撃軍について。例えば柴田と前田、佐々の関係がどう変化したかとか、織田家の体制の移り変わりがよくわかる。

  • 今となっては無名に近いような武将達の活躍を紹介していて新鮮。
    著者の信長モノを合わせて読むことで、
    信長軍の構成がより幅広く立体的に見えてくる。

  • 梁田は加賀を与えられたるという大きなチャンスを得たが、実力に対して大きすぎる役目であったためものに出来なかった。準備していてどうにかなるものだったのか?任務を与えた信長のミスか?
    荒木村重は外様ながら摂津一国を任されるなど重用されていたが、大阪方面は佐久間信盛の、播磨方面は秀吉の手伝いになってしまって、モチベーションがさがった?それで謀反をおこした?

  • 信長の領土拡大と、それぞれの時期に活躍した家臣団の有様がわかる。意外な人物が活躍していたり、それ程重要視されてなかったり。初期の森可成、坂井政尚、丹羽長秀、中川重政らの活躍。中期の明智光秀、羽柴秀吉、滝川一益、原田直政らの台頭。隠れ軍団長の織田信張。信忠軍団の森長可、川尻秀隆らの活躍。蜂屋頼隆と同程度の中堅クラスに留まっといた丹羽長秀。佐久間信盛の家臣団最大の七カ国に跨がる軍団など面白かった。

  • 信長軍の司令官について詳細に記述した本。
    有名どころの「方面軍」司令官からちょっとマイナーな人まで丁寧に説明されていて、有名武将の巷間伝わるイメージと信長の評価のギャップやマイナーな武将の意外な好評価など面白く読めた。

  • 織田信長の軍団を詳しく解説。他家の軍団と比較すると、面白い。信長の統治方法は、簡単に言えば、軍管区制だったのかしら?

  • [ 内容 ]
    武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。
    この「方面軍」司令官こそ、信長麾下の部将たちにとって究極の地位であった。
    尾張一国から畿内平定、天下統一へと驀進する信長軍にあって、彼らはどのように出世を遂げたのか。
    時代を追い、並み居る名将たちの顔ぶれと与えられた権限、具体的な活躍をたどる。

    [ 目次 ]
    第1章 信長軍の組織と編成
    第2章 尾張一国から美濃併合へ
    第3章 信長の上洛と京畿の行政
    第4章 近江の分封支配
    第5章 将軍追放と畿内の直接支配
    第6章 信忠軍団の形成
    第7章 方面軍の設置
    第8章 西部方面作戦
    第9章 方面軍の再編成
    第10章 信忠軍団と五方面軍の作戦

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    [ 参考となる書評 ]

  • 信長マニアとしては必読。信長軍団の全容にせまります。

  • 織田にはまった一冊

  • 戦国時代に尾張の一勢力から瞬く間に領土を広げていった織田信長。
    この本はその彼の軍隊が初期の編成から彼の勢力の伸長と共にどのように変化していったかを具体的な例をあげながら克明に記してあります。

    戦国時代の力の根源である軍隊の構成を読み解いていけば、そのとき何を考えていたのかが透けて見えてくることがよくわかります。

    尾張統一から美濃を勢力下におき、近江・京都へと勢力を伸ばしてさらに全国を支配下に置こうとする間に、彼はその時に合わせて軍隊内の構成と武将の知行地を再構成することで戦略目標に対して効率的に武力を発動できる様にしていく様子は、それまでの土地と深く結びついていた大名と武将の関係では実現できず、まさに新時代の軍隊とも呼べる物なんだと改めて思いました。

    土地に根ざさない軍隊は、降伏した勢力や新たに仕官してきた武将への知行地の給付を楽にする面もあり、それが活躍したらきちんと評価できる体制となり家中での活発な競争につながり、それがまた有能な人材を引きつけるポイントになって、戦国の覇者にふさわしい有能な家臣団が作り上げられたのかなと思いました。

    戦国時代に興味のある方は一度読んでみるといいですよ。
    文中に出てくる人名は見たことのある名前が多いので、その人物が織田軍内ではどのような役割があり、どのように扱われていたのかがよくわかると思います。

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信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)の作品紹介

武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。この「方面軍」司令官こそ、信長麾下の部将たちにとって究極の地位であった。尾張一国から畿内平定、天下統一へと驀進する信長軍にあって、彼らはどのように出世を遂げたのか。時代を追い、並み居る名将たちの顔ぶれと与えられた権限、具体的な活躍をたどる。

信長軍の司令官―部将たちの出世競争 (中公新書)はこんな本です

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