チンギス・カン―“蒼き狼”の実像 (中公新書)

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著者 : 白石典之
  • 中央公論新社 (2006年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018281

チンギス・カン―“蒼き狼”の実像 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • チンギス・ハンの評伝。著者は考古学畑の人で、従来の東洋史学畑によるモンゴル帝国史書にはない、考古学的知見に基づく叙述が新鮮。チンギスの急速な台頭の要因として鉄資源・鉄生産の掌握を挙げているのが興味深い。

  • 今年読了86冊め。

  • 著者は自ら「チンギスハン」専門考古学者と名乗るだけあって、定説に縛られないゼロベースの再考察・再検証が興味深い。冒頭の「カァン」と「ハン」の違いの解説から筆者の熱意が伝わってくる。鉄に着目した視点も斬新だ。チンギスハンに関する書籍としては比較的新しいものなので、最新の文献と研究を総覧できて役立つ。

    チンギスハンの墓はどこにあるのか、壮大な歴史ロマンである。

  • 表題こそチンギスカンだが、読み進めるとすぐにこれが「現代における考古学と遺跡発掘のススメ」であることに気づく。作者もそのあたりは自覚しており、後書きにてそのことに触れ、あまりに無味乾燥にならないよう意図的にエピソード、伝説を差し挟んだとある。そのあたり、少しアンバランスな内容になっている面は否めない。
    ただ感想からすればどちらの面もおもしろく、特に実地で遺跡を丹念に調査し、今現在でも謎がどんどんと解き明かされている実情には興味をそそられた。

  • [ 内容 ]
    一二〇六年、モンゴル高原の諸部族はチンギス・カンのもとに統一された。
    強力な騎馬軍団と豊富な鉄製武器を誇る「大モンゴル国」は、西夏や金、ホラズムなどの強国を攻略し、ユーラシアの東西にまたがる世界帝国へと成長した。
    だが、偉大な足跡を残したチンギス・カンの生涯は謎に満ちている。
    近年の発掘調査で得られた成果から何が見えてきたのか。
    モンゴルの大地を駆けめぐる考古学者が、「世界征服者」の実像に迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 蒼き狼の時代(西暦一二〇六年;モンゴルの揺りかご ほか)
    第2章 大モンゴル国の勃興(トオリルを滅ぼす;高原の統一 ほか)
    第3章 草原に生きる(世界征服者の素顔;水と草を追って ほか)
    第4章 世界征服者の死(不老長寿を求めて;最後の遠征 ほか)
    第5章 よみがえるチンギス(チンギス崇拝;チンギス霊廟の成立 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • チンギス・カン専門の考古学者による良書。
    古い歴史書からだけでなく、遺跡からの新しい発見を元に書かれた内容が斬新で説得力があって面白い。

  • 元々歴史は織田信長、宇喜多直家といった日本の戦国時代が興味を持つ部分であったが、最近はどうもチンギスハンとユーラシアに興味は移ってる。
    そんな中本屋で見つけて気づいたらレシートと現物を手にしていた本だが、チンギスハンを考古学で調べているあたりが新鮮で一気に読めた。
    主にチンギスハンを史跡から解く感じであって、ハンの政策、軍事行動等を解析する本ではない。
    しかし後者にも興味を持たせるには十分な本だった。

  • モンゴル帝国史への考古学からのアプローチ。こんなこともわかるんだ、と興奮の連続だった。

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チンギス・カン―“蒼き狼”の実像 (中公新書)の作品紹介

一二〇六年、モンゴル高原の諸部族はチンギス・カンのもとに統一された。強力な騎馬軍団と豊富な鉄製武器を誇る「大モンゴル国」は、西夏や金、ホラズムなどの強国を攻略し、ユーラシアの東西にまたがる世界帝国へと成長した。だが、偉大な足跡を残したチンギス・カンの生涯は謎に満ちている。近年の発掘調査で得られた成果から何が見えてきたのか。モンゴルの大地を駆けめぐる考古学者が、「世界征服者」の実像に迫る。

チンギス・カン―“蒼き狼”の実像 (中公新書)のKindle版

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