- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121018403
作品紹介・あらすじ
どんな戦争も後世へのメッセージを残している。長州戦争は徳川幕府の命取りとなった戦争である。勝利した長州藩は、後に『防長回天史』を編纂し、この戦争を明治維新への大きな一歩と位置づけた。しかし、幕府側はこの敗戦を総括するに至らず、敗戦の責任者すら明確ではない。幕府はなぜ戦争に踏み切り、どう戦って負けたのか。開戦前夜から敗戦処理までを克明に描き、長州戦争が現代に残したメッセージを読む。
感想・レビュー・書評
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【目次】(「BOOK」データベースより)
プロローグ 兵は凶器なり(長州戦争とは何か/長州戦争の開戦事情 ほか)/第1章 長州が朝敵になるまで(航海遠略策と公武周旋/尊攘激派の擡頭 ほか)/第2章 第一次征長-幕府の威令なお衰えず(長州征討令下る/四国艦隊の下関襲来 ほか)/第3章 江戸と山口-二つの主戦派(攘夷見直しのチャンス/江戸幕閣と一会桑政権 ほか)/第4章 第二次征長-四方面の戦闘(歴史と個人感情/大島口の戦闘 ほか)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『幕府歩兵隊』と並ぶ、野口氏の幕末の本です。
うーん…なんというか、うん、微妙です。前回に比べて質が落ちたな、という感じ。
内容としては比較的しっかりしている方だとは思いますが、慶喜の評価の仕方が偏りすぎている感が否めないです。後、当時の感覚として使用すべきでない表現も使っていたかなあ…さすがに「戦争責任」という言葉が出てきた時は、眉を顰めましたが。
まあ、戦争か外交かという考えには、それなりに納得するところもありますが………
個人的には、慶喜に対して偏見が強すぎ、という感じです。性格について追及するのは、ちょっと…是とも非とも言えないのだからあまり好ましくないと思うので……… -
幕府側の視点で描かれた長州征伐。
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分類=幕末維新期・長州戦争。06年3月。