異国を楽しむ (中公新書 1885)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018854

作品紹介・あらすじ

海外旅行は不自由さの連続だ。言葉の壁に突き当たり、知らない食べ物に変調をきたし、ホテルのバスルームでため息をつく。けれど、ままならない瞬間にこそ、異国の醍醐味がある。旅の達人が、見知らぬ町のカフェや公園、ホテルの屋根裏部屋、はたまた国境検問所で行き会った、得がたい体験とは。自由に気ままに出かければ、とっておきの出会いは、あちこちに転がっている。著者ならではの旅の記憶が詰まった、異国のススメ。

感想・レビュー・書評

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  • 1月20日 海外団体旅行の日

  • 新書文庫

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  • 素晴らしい旅行本。思わず海外旅行に行きたくなる。やっぱり欧州だよねえ

  • ドイツ文学者である著者が異国を旅する時に感じる事を綴ったエッセイ。
    こんな旅慣れている人でも、私と同じような事を考えているのだなあ、と楽しくなった。
    旅の準備の面倒くささ、空港に降り立った時の緊張、ホテルに荷物を置いて身軽に街歩きを楽しむ時のウキウキした気持ち。
    どれも「あるある」と思える楽しい一冊

  • 通常の配架場所: 1階文庫本コーナー
    請求記号: 915.6//I35

  • ドイツ文学者の著者が、自身の旅のスタイルを飄々と語っている一冊だ。著者自身が述べている通り、ヨーロッパの町々をめぐる旅が多い。
    年齢も性別も旅先も異なるけれど、同じく一人旅が好きな自分には、共感したり、こんな風に考えているのかと意表をつかれたりと自身の旅を引き比べるのにちょうどよく、興味深かった。
    こんな風に短い旅を楽しめたらいいよね、と思う。

  • やわらかくてわかりやすい表現に、わたしも自分の異国体験を重ね合わせてなんだか懐かしく思った。イケウチ流、とても楽しめました。とても好きです。他の著作も絶対読む。

  • いいよね。読みやすいけど内容がないわけでもないし

  • 何も用がないと人はみやみに勤勉になる。
    歴史ある町には由緒深いカフェがある。
    人生の大事はいつも偶然始まる。
    さすがにドイツ文学者だけあって、旅するのはヨーロッパ。アジアにもいかないようだし、ましてハワイなんて行かない。そういうところが敷居が高い。

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著者プロフィール

1940年、兵庫県姫路市生まれ。
ドイツ文学者・エッセイスト。
主な著書に
『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)、
『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、
『恩地孝四郎 一つの伝記』(読売文学賞)など。
訳書に
『カフカ小説全集』(全6巻、日本翻訳文化賞)、
『ファウスト』(毎日出版文化賞)など。

「2019年 『ことば事始め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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