私たちはどうつながっているのか: ネットワ-クの科学を応用する (中公新書 1894)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018946

感想・レビュー・書評

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  • 身近な人々の繋がりを"ネットワーク"ととらえ、
    どのように広がっていくか、または閉じた状態になるのか、
    論理的に記載してあって参考になる。

  • TwitterやFacebookなどのSNSは,人と人のつながり(ソーシャル性)に注目したサービスである.本書は,「つながり」をモデル化し,解析している.内容はわかりやすいが,冗長な文章で少し退屈してしまう.

  • 「ネットワーク」を簡単に言うと、「つながり」のことで、「つながり」には、いろいろはパターンがあることが分かった。

  • 6人で世界がつながるとか弱いつながりが有益とかなんてのは話のネタや知見にはなっても理論になるとか応用できるまでには至っていない。発展途上な訳だし、研究者のネットワークを作って議論を尽くすべし。

  • 2011.04 ネットワークの基本的な考え方である、スモールワールドネットワークやスケールフリーネットワーク、その中心性についてなど、基本的な概念を一応、理解することが出来た。

  • [ 内容 ]
    人は出会い、つながる。
    会社や友人関係、地域社会も、個人と個人が結びつきネットワークを作ることで成り立っている。
    それでは私たちはどのように他人とつながっているだろうか。
    私たちのネットワークの上では何が起こっているだろうか。
    本書は、スモールワールドやスケールフリーといった最新のネットワーク科学を、毎日の生活に活かそうと提言する。

    [ 目次 ]
    第1章 人のネットワーク
    第2章 世の中はスモールワールド
    第3章 6次の隔たりを使う
    第4章 クラスターを使う
    第5章 世の中はスケールフリー
    第6章 スケールフリーを使う
    第7章 ネットワークの中心
    第8章 ネットワークと教育

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 世界中の人と6次の隔たりでつながることができる(<span style='color:#ff0000;'>スモールワールド</span>)、ネットワーク構造の中で、ハブになる人とそうでない人の差は大きい(<span style='color:#0000ff;'>スケールフリー</span>)の解説から、スケールフリーのネットワークを構成する際のノード付加ルール、<span style='color:#ff0000;'>ネットワーク科学を通してみた「組織」の優劣</span>まで、数学は使わずに分かりやすく説明してある。

  • ■概要
    人と人とのつながり、ネットワークについての本。
    「複雑ネットワーク」研究等、科学的なアプローチに基づいた研究結果の紹介と、ネットワークの活用方法に関する著者の意見。

    ■活かせる点
    「ネットワーキング」「人脈構築」を目的とした施策の企画に当たって、
    押さえておくべき知識だと思いますし、
    現代社会で生きるひとりの個体として、素直に面白い内容です。
    (さわ)

  • ただ闇雲につながりを広げようぜ!ってわけじゃなくて、身近な人とのつながりも大切だよね、と書いてあって共感。そうそう、人脈広けりゃ良いわけじゃないよね。

  • 同著者の「複雑ネットワークとは何か」と比べて、複雑ネットワークが生活や社会とどう関連するか、に重点が置かれている。一般人向けとも言えるが、実際の応用との繋がりが分かるという意味で、工学者としても興味深かった。

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著者プロフィール

ニューヨーク州立大学教授 博(工)

「2022年 『テンポラル・ネットワーク(第2版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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