日本の経済―歴史・現状・論点 (中公新書)

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著者 : 伊藤修
  • 中央公論新社 (2007年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018960

日本の経済―歴史・現状・論点 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 日本の経済について歴史的見地から辿った一冊。職場と仕事という実感に近い内容まで扱う幅の広さに感服する一冊。メモ。(1)企業の負担は法人課税だけではない。社会保険の企業側負担も事実上は税負担と同じであり、雇用に対する税である。…OECDのRevenue Statisticsに依れば、日本は7.6%。ドイツ9.1%、フランス14%と比較し低い。(2)日本が財政赤字を出している根本的は理由は税金が安過ぎること。(3)これからの日本の社会保障はベバリッジ型、全国民住民を対象にミニマムを保障し、財源には税金を充てるべきではないか。個人選択の原理を基本に、二階建て部分の選択制、支給開始年齢の選択制が望ましいのではないか。(4)不良債権の実態は低収益資産。資産の減価の大きさが自己資本の額を超えた時、資産を全部処理しても債務が払いきれなくなる。これが、債務超過。

  • 戦後の産業保護政策は、ほぼすべての産業に及んでいたのかというとそうではなかった。
    割合が逆、むしろ保護されていた方が少ない

    これを知れたことが、一番の収穫だった。

  • この先生の講義に潜り込みたい

  • 明治以降の経済史の俯瞰から、現状抱える問題の掘り下げまで内容盛りだくさん。それでいて図表が少なく、分かりやすい言いまわしが心がけられているのが伝わり読みやすい。時折著者の強い主張がやや唐突に現れるのはご愛嬌か。リーマンショック以前に書かれているという点においてやや残念だが、それを差し引いても余りある良書。

  •  日本の経済を明治以来から21世紀初頭の経済史、国際貿易、雇用、企業経営など様々な方面から捉えていくという本。特に真新しい内容はないが、平易で網羅的な内容なので、役に立つ良書。

     2007年に書かれたものなので、最新の情報は載っていないが、日本がどのような経済政策を採ってきか、その背景に何があったのか、それを踏まえて日本はどのような方針を採るべきなのか、を把握するためにお勧めの本。もう1回時間を置いて読んでみたい。

     著者はところどころで感情的になっている。特に雇用の章では感情剥き出しだが、怒りはごもっとも。

  • [ 内容 ]
    日本の経済はどうなっているのか。
    本書は、その歴史と現状の両面にわたって、客観的なデータにもとづきつつ、その全体像を提示するものである。
    まず明治から今日までの歩みを、各種経済指標や国際比較を使って素描する。
    ついで、国際経済関係、産業、企業経営、職場と仕事、財政、金融などの現状を取り上げ、重要な論点を整理。
    さらに、アメリカ標準を安易に前提とする議論に対しては警鐘を鳴らし、代替案の可能性を模索する。

    [ 目次 ]
    日本経済への視角
    日本経済の歩み―明治から戦後復興まで
    高度経済成長
    1970年代の日本経済
    1980年代の日本経済
    バブル崩壊以後の日本経済―1990~2006
    国際経済関係
    日本の産業
    日本の企業経営
    日本の雇用と職場
    日本の財政と社会保障
    日本の金融

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 戦後経済の歴史という縦軸と、現代経済の現状という横軸から日本の経済を捉えた本。今の日本は低税率国家であり既に非常に小さな政府によって運営されているなどこれまで知らなかった貴重な知識が得られた。経済系の本を読むのは初めてだったがなかなか興味深いジャンルだなと思った。

  • 経済の過程について歴史的視点からのアプローチを。
    いいねっ

  • 日本の経済の近現代を時間推移と共に解説した書。
    仕組みや背景を追うことができる。
    また,バブル経済などは詳細な説明と筆者の観点からの主張があり,非常に勉強になる。

    経済を詳しく知りたい人におススメ。
    入門書としては少しレベルが高い。できれば入門書をかじって経済の概要を把握してから読むとより理解が深まりいっそう興味深く読めるだろう。

    まとめの部分の指摘に,経済行動の批判の根拠に倫理規範などを挙げていたものが少しあり,
    なぜ論理性を最後まで貫かなかったのか少し疑問に感じた。

  • ゼミ研究で使用中。
    面白い。

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日本の経済―歴史・現状・論点 (中公新書)の作品紹介

日本の経済はどうなっているのか。本書は、その歴史と現状の両面にわたって、客観的なデータにもとづきつつ、その全体像を提示するものである。まず明治から今日までの歩みを、各種経済指標や国際比較を使って素描する。ついで、国際経済関係、産業、企業経営、職場と仕事、財政、金融などの現状を取り上げ、重要な論点を整理。さらに、アメリカ標準を安易に前提とする議論に対しては警鐘を鳴らし、代替案の可能性を模索する。

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