信長と消えた家臣たち―失脚・粛清・謀反 (中公新書)

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著者 : 谷口克広
  • 中央公論新社 (2007年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121019073

信長と消えた家臣たち―失脚・粛清・謀反 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 栄光に包まれた将がいれば、その途中で失敗して没落した将も居る。かと思えば用済みで消された将もいれば、座して死を待つよりはと謀叛に走る将も居る。戦国時代において最大の急拡張を遂げた織田家というのは人そのものがドラマであり、この本はその織田家において失敗した人たちにスポットを当てている。成功した人の影にはこのように消えた人たちがいるのだ。

  • 期待してたよりはるかにごく普通の歴史書だった

  • 谷口さんの信長の家臣シリーズ。今回は失脚、粛清、謀反に焦点を当てている。今までの著作の内容に加えて、伊勢や北陸なんかの国人衆の粛清についてや、信長が反逆されやすかったのかは猜疑心が強すぎることや執念深いことなどの性格が理由であることなどが書かれてる。

  • 信長の天下統一事業の中で消えて行った家臣たちを取り上げてまとめた本。
    消えて行った家臣たちを取り上げることにより、信長の人物像を浮き彫りにしていくという著者の狙い(たぶん)は見事に達成されていると思う。

  • タイトルが示すように、織田信長から粛正・リストラされた武将たち。
    彼らの眼を通して見えてくる、織田信長像。

    独善的・不寛容・執念深さ、などなど期待を裏切らない性格の悪さ。
    それと過酷さを極める信長の独善的要求のオンパレード。

    我々は400年の時間を隔てて信長を見つめるから、英雄視するのであって、リアルタイムにいたら、とても近づきたくない人間であることは確か。

    同時代に生きた武将達に対する威圧的な振る舞いは多くの反発を招き、一度根に持ったら決して許さない執念深さからは、信長家中に疑心暗鬼が生またのが、多くのエピソードからわかります。

    信長は生涯を通して様々な武将から裏切りつづけられ、最後は部下の裏切りにより、その一生を閉じるわけですが、その顛末をリアルに納得できました。

    信長のような、ある種の天才は複雑な性格を持っていると思うので
    此の本に描かれている信長像も、その一部ではあるものの、信長と家臣たちの関係を分析することによって見えてくるのは、

    「信長と時代とのギャップ」です。

    よく、政治家や経営者が理想のリーダーとして、織田信長を挙げる事がありますが、その方々には是非とも此の本を読んでいただきたいです。

    信長のように、多くの犠牲を払ってまで国を変えるというのが、どれだけの価値があるのかを考察するのには、かなりイイ本だと思います。

  • 信長さんの天下統一事業中に排斥されていった悲しい人たちの紹介本。

    ただ、今まで知らなかったような、、、ゲームやってても全く気にしなかった武将達の事が色々書かれてるので、歴史好きな人だったらたまらないと思う。

  • 挫折したり、粛清したり、反逆したりという家臣達の記録を読むと、本能寺の変は、起こるべくして起こったという事がよくわかる。

  • 明智光秀の反逆は起こるべくして起こったものだったと実感。猜疑心が深く、気まぐれで、傲慢。彼の人間性が中世を破壊したんでしょうか。被害者たちに南無三。

  • 多くの武将を取り立ててきた信長ですが、その一方リストラされた武将も数多くいます。

  • 「上司にしたくない歴史上の人物」なんてアンケートがあったら、間違いなく第一位になるとおもわれる織田信長。

    評価の高い信長の別の一面がよく描かれてます。
    まー実際に使えたら最悪の人物だよなー。

    短気・猜疑心が強い・執念深い・気まぐれ・残酷・酷薄等々、まーこれだけの要素がこの人には全て詰まってる。

    その被害を受けた人の悲惨な話を集めたのがこの本です。

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信長と消えた家臣たち―失脚・粛清・謀反 (中公新書)の作品紹介

信長は天下統一の過程で多くの配下の者を粛清した。反逆が疑われる者は無論のこと、抜擢に応えられなかった者も容赦なく切り捨てた。なぜ信長は周囲の理解を超えた過酷な処分を行ったのか。一方、趨勢が明らかにもかかわらず、結果的に少なくない数の武将が反旗を翻したのはなぜなのか。着々と進む天下統一の裏で続いていた信長と家臣、そして恭順した大名たちとの駆け引き。その生々しい局面から、信長の戦略と素顔に迫る。

信長と消えた家臣たち―失脚・粛清・謀反 (中公新書)はこんな本です

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