コラーゲンの話―健康と美をまもる高分子 (中公新書)

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著者 : 大崎茂芳
  • 中央公論新社 (2007年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121019172

コラーゲンの話―健康と美をまもる高分子 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 我々の骨は、ただのカルシウムの固まりではなく、コラーゲン繊維の隙間に、カルシウム分の結晶が詰まっているという。まるで鉄筋コンクリートだと、ちょっと感銘してしまった。主題であるコラーゲンに特化したは内容は、全体の1/3ぐらいで、その他、繊維の話や高分子・タンパク質の話など、主題の周辺の話題が多く、特に著者が開発したマイクロ波による繊維質の配向測定の紹介に紙面を割いている。流行りのコラーゲンだが、口から摂取して本当に肌に効くのかと個人的に抱いていた疑念が解決。やはり、摂取したコラーゲンはアミノ酸のレベルにまで分解されてから吸収され、皮膚に再生成されるわけで、そのまま美肌の材料にはならないという。コラーゲンたっぷりの料理の翌日に、お肌がプルプルになる女子は、そのプラシーボ効果を失くさないために、本書は読まないほうが良いと思われる。

  • [ 内容 ]
    細胞と細胞の橋渡しを担うコラーゲンは、骨格や筋肉をつくり、からだを支える重要なタンパク質である。
    また、皮膚の弾力を保つ働きは、健康と美を測る大きな指標ともなっている。
    コラーゲンはどのようにつくられ、どう働くのか?
    コラーゲン繊維の向きと並び方を明らかにした著者が、からだの仕組み、タンパク質の働きの視点からこれらの疑問に答える。
    さらに、合成高分子の機能、新しい皮膚移植法の提案など、新展開も紹介。

    [ 目次 ]
    第1章 コラーゲンと人体(コラーゲンとの出会い;コラーゲンとは何か;コラーゲンは本当に身体に良いのか;コラーゲンの構造はどうなっているのか)
    第2章 タンパク質の役割(生体組織に含まれる高分子;タンパク質とは;タンパク質からアミノ酸へ)
    第3章 動物とヒトにおけるコラーゲン(コラーゲンの並び方;牛革におけるコラーゲン;コブラ革におけるコラーゲン;ベニヤ板構造をしたエイのい皮膚;ヒトの器官におけるコラーゲン;運動に適した骨における配向;肺における配向で分かること)
    第4章 美しさを保つ(化粧と衣服;紫外線の働き;クモは紫外線を上手に使う;皮膚移植法の提案;若さと美しさとコラーゲン)
    第5章 分子や繊維の並びはどうして分かるのか(紙シート、不織布、フィルムにおける配向性;紆余曲折の研究へのステップ)

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    [ 参考となる書評 ]

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コラーゲンの話―健康と美をまもる高分子 (中公新書)の作品紹介

細胞と細胞の橋渡しを担うコラーゲンは、骨格や筋肉をつくり、からだを支える重要なタンパク質である。また、皮膚の弾力を保つ働きは、健康と美を測る大きな指標ともなっている。コラーゲンはどのようにつくられ、どう働くのか?コラーゲン繊維の向きと並び方を明らかにした著者が、からだの仕組み、タンパク質の働きの視点からこれらの疑問に答える。さらに、合成高分子の機能、新しい皮膚移植法の提案など、新展開も紹介。

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