もしもあなたが猫だったら?―「思考実験」が判断力をみがく (中公新書)

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著者 : 竹内薫
  • 中央公論新社 (2007年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121019240

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もしもあなたが猫だったら?―「思考実験」が判断力をみがく (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 表題の1章は三原色の話でとてもおもしろかった.
    後半にいくにつれ筆者の感想や体験談が増え,不要だなと思う箇所が増えた.
    1章と2章あたりまでならとてもいい.

  •  想像や空想を、そのままにしておくのはもったいない。そこに科学的なエッセンスを加えて、もう少し現実的に考えていくと、意外な事実や意外な発見に出会える。
     本書は、簡単な思考実験の実例を、講義のようにおもしろく伝えるもの。わりと簡単な話からアインシュタインのお話までレベルは様々で、途中分らないところもあるのだけど、なんとなく分ったような気になって読んでいる・・・。
     本書は、思考実験の仕方をレクチャーしたものではなく、こういう命題で思考実験したらどうなるだろうか?という実例集のようなもの。ちょっとした科学読本としても楽しいかもしれません。


    【新書ブックセンター】のレビュー
    http://sbc.genpoudou.com/tyuukou/chu1924.html

    【東京ノラ猫・家猫カフェ】のレビュー
    http://www.neko-punch.tokyo/nekoworks/pg202.html

  • ずいぶん前に買って、積ん読してたもの。

    思考実験の例題は、
    私に科学や哲学の知識がなさすぎて
    完全に理解できないものもあったが、
    いろいろな角度からモノゴトを見る、
    思考するという訓練ができて、よかった。


    自分に必要なのが、
    いろいろな立場を想像してモノゴトを
    見ること、理解することだと思うから。

  • タイトルから想像できない『物理』の話。物理学も、はじめは想像というか、思考から始まって実験で発見されてきたんだなぁと思ったけど、タイトルに騙された感じ。

  • 1日1つずつ様々な思考実験をとおして、思考力を高める。易しい問題から、物理、宇宙の問題まで扱う。

  • もしあなたが猫だったら…物の見え方が違う。
    猫だけでなく、人間でも、同じ「赤」という色だったとしても、それが、本当に同じ色として認識しているかわからない。
    そんなことを、私も中高生くらいの時に考えて(どこかで、そんな話を聞いたんだと思うけど)、この他の人と共有できない感覚を不思議に思った。

    もしも重力がちょっぴりだけ重かったら…宇宙が潰れちゃう!逆に、軽かったら、どんどんどんどん離れて行って、「夜、星空を見上げても、ロマンチックな星空なんて何も見えない真っ暗な宇宙になってしまう」かもしれない。という思考実験。

    他にも、量子の話やブラックホールの話、哲学者のプラトンの話まで!!
    「もしもあなたが猫だったら?」という、題名とはあまり想像できないような内容になってる^^
    一週間で読めるように、第1日~第7日まであるんだけど、内容はだんだん難しくなっていて、最後のほうは雰囲気わかったくらい…
    興味深い一冊。

  • 難しかったけど、面白かったです。

  • 「思考実験」というテーマで、「もし」をいろいろ考えてみる一冊。

    内容は一日目から七日目まで分かれており、徐々に高度な内容になっていきます。

    「もしもあなたが猫だったら」という問いかけから我々人間とネコや鳥との物の見え方の違いを、「もしもテレポーテーションされたら」という問いからは、事故を形成するものはなんであるのか、という新たな問いにつながります。
    量子論を感覚で理解するうえでは六日目の、「もしも小悪魔がいたならば」というマックスウェルの逸話に絡めたお話がとても分かりやすかったです。

    難しい話を簡単に説明してくれており、読みやすいです。本の厚さの割には内容の濃さを感じますし。ぜひご一読を

  • うーん、よく分からない本。

    猫も全然出てこないし。思考実験なの?っていうトピックも多い
    話の濃淡がありすぎ。プラトンとか語りすぎでしょ、しかも特に着地点もない。筆者がなんでプラトンが好きかとか、知らんがな

  • 宇宙や生命の不思議について、「マルチバース仮説」に一票。そこからニュートンの逆二乗則、三匹のくまさんのゴルディロックス・ゾーンは会話ネタに、絶対音感はピアノの先生に聞いてみよう。

  • 面白かった。このくらい噛み砕いてもらわないと、もう正直ついていけないカモ…。

  • 普段から「思考実験」する事が大好きなので、とても楽しく読むことができました。
    まぁ、私の場合は「妄想」なんですけどね…。

    この本を通して「思考実験」をすることで、今まで当たり前だと思っていたことが実はいくつもの偶然が積み重なって保たれてることであったり、自分の常識が他の人(または生物)には非常識だったりすることが分かり、視野が少しだけ広くなった気がします。
    難しい話も出てくるのですが、とても楽しく読めました。
    他の著書も読んでみたいです。

  • [ 内容 ]
    もしもあなたが猫だったら?
    もしもテレポーテーションされてしまったら?
    もしもブラックホールに落ちてしまったら?
    現実にとらわれず、科学的推論だけを根拠に思考を羽ばたかせれば、今までとは違う世界が見えてくる。
    そんな「思考実験」=脳内シミュレーションは、刺激的なゲームであると同時に、科学的思考法を身につける絶好のトレーニングだ。
    「もしも」の世界に遊びながら、思考実験のプロセスを味わおう。

    [ 目次 ]
    第1日 もしもあなたが猫だったら?
    第2日 もしも重力がちょっぴりだけ強かったら
    第3日 もしもプラトンが正しかったら
    第4日 もしもテレポーテーションされてしまったら
    第5日 もしも仮面をつけることができたら
    第6日 もしも小悪魔がいたならば
    第7日 もしもアインシュタインが正しかったならば

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ゴルディロックス・ゾーン

    ぴったり、ちょうどいいゾーン。
    人間が快適に暮らせる範囲、という意味。
    ゴルディロックス・ゾーンは6つの物理定数で成り立っている。


    プラトン『国家』

    ジャン・ポール・サルトル
    『実存主義とは何か』伊部武彦訳/人文書院


    FAXと量子テレポーテーション

    絡み合った量子は、完全に連動している。
    一卵性双生児や夫婦の絆のようなもの。

    ブラックホール
    重力が強過ぎて光も出て来られないからブラック。


    役割理論

    超ひも理論


    エントロピー(高い/低い)

    情報のなさ、バラバラで散らかった状態。
    人間は排泄によってバランスを保っている。

  • 哲学と物理学を中心とした思考実験(=脳内シミュレーション)。
    数式部分がちょっとしんどかった。

  • なかなか面白かった。思考実験についてわかりやすく書いてあるから私でも読めた。

  • 分かりやすかった。興味がもてた。

  • 半分以上理解できなかったけれど、それでも面白かった!プラントンの理想主義と、完全に仮面をかぶっている2ちゃんねるユーザーに大いにうなずけた。

  • もしもあなたが猫だったら?―「思考実験」が判断力をみがく タイトルに猫と思考実験と書いてあるのでシュレディンガーの猫の話が書いてあると思ったら書いてなかった。ゴルディロックスゾーンと六つの魔法数の話が面白かった。 http://bit.ly/bDLX0Y

  • この著者に「猫だったら」と言われると、毒ガスが出るかもしれない箱に入れられそうだが、幸いにも猫は死なない。いくつかの科学モチーフを通じて、「思考実験」というアプローチの面白さを説いてくれる。掲載されているのはポピュラーサイエンス本ではお馴染みの題材で、かなり平易な解説が心掛けられているし、時折、著者自身の経験談や人生観が垣間見られる記述もあって親しみやすい筆致だ。最初の章に出てくる、他人も自分と同じ色を認識しているかという問いは、私自身も若い頃に考えた事があって興味深かった。科学の研究場面だけではなく日常の営みも、思考実験(脳内シミュレーション)の積み重ねだと著者は言う。目に見えるのはモノ的な世界観だが、脳内には無限のコト的な世界観が広がっているという発想がためになる。

  • 「99%は仮説」や「世界が変わる現代物理学」など、この人の著書は好きなのだが、本作は合わなかった。内容はともかくとして、文体がヒドい。です、ます調の丁寧語と、“じゃないですか”“でしょ”というくだけた語尾が入り乱れている。物理学の世界をわかりやすく説明する為に口語体っぽくしてみたという意図なのかもしれないけれども、かえって読みづらい。内容まで薄く感じてしまい、読む気を削がれます。
    内容についてはタイトルから想像できるものだろうと思っていた。ーー常に“もしも”という「思考実験」をすることによって、世界が違って見えるようになるかもしれない、という事を云いたいのだろうなと。でも、実際に読んでみるとそういった意図は伝わってこなかった。そもそもこれは思考実験なのか?すべてが思考実験だと云われれば

  • 理科は好きなのだけど、数学がもう少しできたら理系の道もあったろうし、今のような中途半端な仕事もしてないだろうなぁ。ま、それはともかく、この本の中に出てくる「もしも〜」で始まる「思考実験」は、おもしろいです。そして、自分たちが、結構偶然で生かされていることに気づかされます。世の中、当たり前ということはないのですね。

  • 思考実験。哲学から自然科学まで

  • 語りかけるような文書でとてもわかりやすく物理学や哲学について書かれています。
    でも文中に(笑)とかそういう手法自体が受け付けない人には読むのがキツイかも。

    扱うのは思考実験。
    簡単に言うと、「もしも○○だったら世界はどう見えるか」とか仮定の状況下での実世界がどう変化するかみたいな感じの内容。
    タイトルは「猫だったら?」ですが、他にも6つの思考実験を行っています。

    1.もしもあなたが猫だったら
    2.もしも重力がちょっぴりだけ強かったら
    3.もしもプラトンが正しかったら
    4.もしもテレポーテーションされてしまったら
    5.もしも仮面をつけることができたら
    6.もしも小悪魔がいたならば
    7.もしもアインシュタインがただしかったならば

    特に「猫」「テレポーテーション」の章が面白かった。
    猫は人間の目の3原色と違い、2原色で見えている。
    そのため拾う色の情報は人間よりも少ないが、代わりに動体視力がずば抜けていて、人間では目で追えないような昆虫の動きにも逃げる獲物の動きも見える。
    結果、人間よりも色の情報は少ないにも関わらず人間よりもよく見えている…ように感じられる。
    他にも鳥の視覚も全く違う。
    鳥はさらに4原色で色を見ていてなおかつ紫外線もとらえることができる。
    そのため、人間は「赤と緑」のツブツブをすごーく細かく並べたものを見ると「黄色」に見えるが。
    鳥にはしっかりと「それは赤と緑を並べたものだ」と認識できるらしい。
    鳥スゲー!
    こんな風に他の動物には全く違うものに見えているのだと想像すると不思議な気分になる。

    それにテレポーテーション。
    テレポーテーション2004年にドイツで「量子を対岸へとテレポーテーションする」という実験を行って、実際に成功しているらしい。
    ただしそれは、オリジナルの量子が消滅して対岸へとそれとまったく同質の量子を発生させた(?)という状況らしく。
    オリジナルは消滅しても同質であればそれをイコールとするのかとか。
    例えば人間で同じことをやったとして。
    元の人間が消滅して全く同じ人間を作り出してそれが同一人物であると言って良いのかとか。
    …えぇー説明しようとしても難しいなぁ…とにかくややこしいけど面白かった。
    それほど難しくは書かれていないのでライトに読める。
    とはいえ、最期の方の章の「小悪魔」「アインシュタイン」はややこしくてちゃんと咀嚼しきれていないんですけどね。

  • ヒトが生まれてから死ぬまでの間に接するさまざまな世界や情報から、思いをめぐらし、考えをひねり出し、想像を膨らませる。歴史や現実に対する「もし…だったら」という仮説をたてて論理を組み立てていくことの大切さと面白さを再認識できる本でした。著者である竹内薫氏による口語体でかかれた平易な文章からひろがる世界観に引き込まれました。

    竹内氏はMBAで著名な米国・マギル大学において物理学と科学哲学なるものを修了された方です。メディアにも登場される機会の多い方のようです。そのため、「もしもあなたが猫だったら?」という他者と自分を置き換えることで世界の見え方が変わってくるのでは?という問いの投げかけからはじめる第1章は身近に感じられますが、その次の章からだんだん難解なトピックに話が展開していきます。

    思考実験を通じて、想像力を膨らませることができ、また仮設を設定した上で現実世界で発生している事象との比較から判断能力が磨かれていくんだと感じることができました。ITの発達で情報の収集と検索を通じて何かを「知る」ことは簡単になったのは確かだと思うのですが、それを集約して新しい何かをひねり出すことの能力は衰えているのかもしれません。

    それならば、著者の言うとおりこれから大事になるのは「思考実験」を通じて、世界を自分の言葉と発想で構成していく能力なのかもしれませんね。思考実験は自分なりの解答を出して一区切りがついた後、また目に留まった興味関心から湧き上がる疑問をあれこれ考えてみる果てしない作業なのでしょう。ですが、人間の智慧とはそうして積み重ねられてきたものですから尊いだと思うのです。

    「〜でしょ?」や「〜なんですよ」などの語尾表現によってすっかりうんうんと納得してしまいがちな表現ではあります。著者の世界観がすべてではないので説明のすべてを鵜呑みにするのではなく、視野を広げるための鍵だと軽い気持ち読んでみれば良いかもしれません。すべては、私の生きる世界に対して興味・関心をもって「知ろう」とする姿勢をもつことが大事なのですから。

    私を形成するこの細胞、私のこの躯体、私の住まうこの社会、私が籍を置くこの国、私が生きるこの星、私が見つめるこの宇宙とはいったいどのような構造を持っているのか?素朴な疑問を思考実験を通じて、自分なりの解答を見つけ出せていく、そんな感性が強くアンテナの高い人間でありたいものです。

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もしもあなたが猫だったら?―「思考実験」が判断力をみがく (中公新書)の作品紹介

もしもあなたが猫だったら?もしもテレポーテーションされてしまったら?もしもブラックホールに落ちてしまったら?現実にとらわれず、科学的推論だけを根拠に思考を羽ばたかせれば、今までとは違う世界が見えてくる。そんな「思考実験」=脳内シミュレーションは、刺激的なゲームであると同時に、科学的思考法を身につける絶好のトレーニングだ。「もしも」の世界に遊びながら、思考実験のプロセスを味わおう。

もしもあなたが猫だったら?―「思考実験」が判断力をみがく (中公新書)はこんな本です

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