酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎 (中公新書)

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著者 : 三村芳和
  • 中央公論新社 (2007年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121019257

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酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 内容自体はおもしろいのに編集がいろいろと残念というか、全体的に読者のことが考慮されていないなとは思った。

  • 山屋のお医者さんによる酸素にまつわるあれこれ。低酸素の研究が発端のようだが本の中身は超高密度。
    遠い昔の生物の授業では、ATPとかクエン酸回路が難しくてさっぱりわからなったが、生き物の「巧妙さ」だけがが記憶に残っている。そうしたミトコンドリア内での電子移動の話から、恒星内部の核融合で酸素元素ができる話まで、スケールの幅がダイナミック。それ以外にも、免疫と酸素の関係もあれば、鳥や恐竜の呼吸の仕組みの話もある(羨ましいことに、鳥は吸っても吐いても酸素を取り入れられるそうだ)。地球上に酸素ガスが出来上がる話もあれば、プレート移動にともない酸化鉄が地下深くに潜る話もある。最後の方では、活性酸素の役回りが、世間で言われるほど悪役の側面だけではないことを教えてもらった。
    そんな訳で話の飛躍も激しいし、専門用語が解説無しに登場するので、正直言って素人には難しい本だったが、酸素という身近な物質の奥深さと不思議さ(何故か炭素と鉄と仲が良い)と、それを使い倒している生命体の偉さを感じた一冊。

  •  まえがき。酸素のない地球で、生物は一五億年も生きてきた。酸素は、すべてのものを燃やす。すべてのものから電子を奪い取っていくということだ。酸化反応である。つまり酸素は猛毒である。それはエネルギーを効率よくつくりだせるということでもある。ゆえに酸素を呼吸することにした。生物は、その濃度が二一%でなければならない酸素を利用することにした。

  • [ 内容 ]
    酸素は何でも燃やしてしまう。
    栄養素を燃やせばたくさんのエネルギーができる。
    二七億年前、光合成によって海水から酸素ガスが発生したとき、酸素とは無縁だった生物は、その魅力に惹かれて体内に採り入れた。
    ここに生物は進化への道を選び、多種多様の種が生まれる。
    しかし一方、酸素はからだの成分も燃やし、細胞を傷つけ、寿命さえ縮めてしまう。
    ヒトもふくめた生物は、この魔性の気体にどう対処してきたのか。

    [ 目次 ]
    第1章 山に登るとどうして息が切れるのか
    第2章 酸素がない所でどうやって生きるのか
    第3章 酸素元素はどこからやってきたのか
    第4章 エネルギーをつくるのに酸素はどういう役割をするのか
    第5章 低酸素をどう生き抜いてきたのか
    第6章 酸素濃度はどう変わってきたのか
    第7章 酸素の毒性にどうやって対抗するのか
    第8章 酸素は病気にどう関わるのか

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 【書店ぶらぶら】
    酸素とは基本的に猛毒である。

  • 『酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎』(三村芳和、2007年、中公新書)

    本書は、酸素がどのようにして地球に作られ、生物がどのように酸素を使い、酸素が人間にどのような役割を果たしているのか、ということについて書かれている。取り上げられているトピックが豊富で、かつ科学・生物・地学の知識がいらずに楽しく読める。

    「呼吸」というのは、息をするためにするものではなくて、ミトコンドリア内での好気呼吸において糖からエネルギーを取り出し、その過程で発生した二酸化炭素を排出するためにする、ということは意外に知られていないのではないか。

    そのような酸素にまつわる「はなし」が詰まった書である。

    (2010年4月16日 大学院生)

  • <p>酸素に関する話。原子サイズから、日常の点まで書いてある。広く浅くの割りに、入門書としては難しい。生物と無生物のあいだより好き。</p>
    <p>以下に書評として軽くまとめた。</p>
    <p><a href="http://libertatem.org/2008/08/book14-sanso.html ">http://libertatem.org/2008/08/book14-sanso.html</a></p>

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酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎 (中公新書)の作品紹介

酸素は何でも燃やしてしまう。栄養素を燃やせばたくさんのエネルギーができる。二七億年前、光合成によって海水から酸素ガスが発生したとき、酸素とは無縁だった生物は、その魅力に惹かれて体内に採り入れた。ここに生物は進化への道を選び、多種多様の種が生まれる。しかし一方、酸素はからだの成分も燃やし、細胞を傷つけ、寿命さえ縮めてしまう。ヒトもふくめた生物は、この魔性の気体にどう対処してきたのか。

酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎 (中公新書)はこんな本です

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