犬と人のいる文学誌 (中公新書 1996)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 43
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121019967

作品紹介・あらすじ

犬は、人類ともっともつきあいの長い動物である。番犬や狩猟犬としてだけでなく、パートナーとしていまや人の生活に欠かせない存在である。人は犬とめぐりあい、一緒に走り、共に暮らす。しかし犬は人よりもはやく老い、先に死んでいく…。人はなぜこれほどにも犬に愛着を抱くのだろうか。本書は人と犬のさまざまな関わり合いを、夏目漱石や向田邦子、江國香織などの文学作品を通して味わうものである。

感想・レビュー・書評

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  • 犬(あるいはほかの動物)と人とについての文芸作品を7つの章に分けて紹介しています。

    既読の本もありますが、初見のものもありますので、読んでみようかと思います。

    あとがきに代えてにあるとおりです。「犬はまさに、人間のそばにいてくれるだけでいいのである。」

  • 2017年度今月の1冊
    人と長いつきあいの犬。
    人と犬との関わりについて、明治の文豪から現代作家まで様々な文学作品を通して味合うことのできる1冊です。犬の文学作品への案内役としての1冊。

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 犬と人が出てくる文学作品を紹介する一冊。
    ファンタジーからエッセイまで幅広く紹介されています。次々本が読みたくなるのと同時に、犬との生活への夢も膨らみます。

  • 修善寺の大患中、ヘクトーも病気になってしまっていたらしく、帰ってきた漱石によそよしかったヘクトーの話が切ない。
    あとは、川端康成は飼い犬に黒牡丹という名をつけていた、とか。

  • S902.09-チユ-1996 300025483

  • 愛犬家にとって犬の出てくる小説はわくわくするものです。
    これはそれらの本の紹介です。これを読むと、次々と本を読みたくなります。

  • [ 内容 ]
    犬は、人類ともっともつきあいの長い動物である。
    番犬や狩猟犬としてだけでなく、パートナーとしていまや人の生活に欠かせない存在である。
    人は犬とめぐりあい、一緒に走り、共に暮らす。
    しかし犬は人よりもはやく老い、先に死んでいく…。
    人はなぜこれほどにも犬に愛着を抱くのだろうか。
    本書は人と犬のさまざまな関わり合いを、夏目漱石や向田邦子、江國香織などの文学作品を通して味わうものである。

    [ 目次 ]
    1章 漱石の飼い犬
    2章 犬の親権
    3章 老犬の涙
    4章 狼の英知
    5章 犬を介した男と女の出会い
    6章 ファンタジーの中の犬
    7章 日本犬のいる風景
    あとがきに代えて-我が犬の記

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 資料番号:011093929

  • 犬と人はほんとにいいと思いました。よきパートナーであり仲間でもある。私は犬が大好きです。これから先も犬と一緒に暮らしていけたらいいなと思いました。

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著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学名誉教授。理学博士。著書に『寺田寅彦』『入門 現代物理学』『科学史人物事典』『科学史年表』『どんでん返しの科学史』(中公新書)、『ノーベル賞でたどるアインシュタインの贈物』(NHKブックス)、『ノーベル賞で語る20世紀物理学』『光と電磁気─ファラデーとマクスウェルが考えたこと』(講談社ブルーバックス)『エネルギーの科学史』(河出ブックス)など多数。

「2020年 『高校世界史でわかる 科学史の核心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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