ハプスブルク三都物語 - ウィーン、プラハ、ブダペスト (中公新書) (中公新書 2032)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121020321

感想・レビュー・書評

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  • 無理だと知りつつ著者本人に案内してほしくなる。旅行前に読んでおけばよかった… ハプス関連新書3冊併せて四ツ星

  • 「ああ、あの歴史上の話ってそういうことだったのか。」と思わせる記述がおおい。ある程度歴史の予備知識も要されるが、それがなくとも楽しめると思われる。
    ウィーンのカフェに行ってみたい。また建築や芸術に関する造詣も深く、文化が好きな人にもお勧めできる。

  • 3月17日読了。かつてヨーロッパを席巻したハープスブルグ(美輪明宏風に)王家の三大帝都、ウィーン・プラハ・ブダペストの歴史と建築、現在の姿(主に酒について)を紹介する書。私も訪れたことのあるウィーン、プラハは確かに数百年の時を越えて、過去と現在、そして未来が地続きであることを感じさせる美しく文化の香り高い都市だった・・・。帝国の威光、という面ももちろんあるが、この国に生きる人々の誇りと心意気がなせる業だったのだろうな。「モーツァルトやベートーヴェンが現代のウィーンにふと投げ出されたとしても、自分が今どの場所にいるのかおそらく迷わないのではないか」とする著者の観点は面白い!坂本龍馬が東京に現れても、きっとさっぱりどこがどこだか分からないだろうからなあ・・・。

著者プロフィール

1947年横浜生まれ。横浜市立大学名誉教授。専門はドイツ語ドイツ文学。東京外国語大学大学院修了。ウィーン大学客員教授を経て、横浜市立大学にて教鞭を執る。著書・翻訳書に『ウィーン知られざる世紀末』(京都書院)、『ウィーン音楽の四季』『ウィーン路地裏の風景』『横顔のウィーン』(音楽之友社)、『ウィーンのドイツ語』(八潮出版社)、『ウィーン遺聞』(同学社)、『ハプスブルク三都物語』(中公新書)、ヨーゼフ・マンシャル「レーオポルトとヴォルフガング」(『モーツァルト全集』所収 小学館)ほか。

「2016年 『不思議なウィーン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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