科学の横道: サイエンス・マインドを探る12の対話 (中公新書 2104)
- 中央公論新社 (2011年3月1日発売)
本棚登録 : 150人
感想 : 16件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121021045
感想・レビュー・書評
-
日本の文化には科学が根付いてないと冒頭で書かれていたけれど、そもそも科学を文化の中に組み込む必要があるのだろうか?
文系、理系と真っ二つに分ける日本社会においては、科学嫌いで文系に進んだ人も多いだろうから、わざわざ文化としてみなが科学を楽しむようなことはしなくていいのではないか。科学なんて知らなくても生きていける、もっと他に面白いことがあるという考えの人もいる。そのような考えも当然アリだと思う。
科学技術が社会のなかで置かれている文脈を浮かび上がらせるというスタンスは面白い。特に工学は世の中に必要とされるものを作らなければならず、文脈から離れて好き勝手に研究・開発をしていては、ただの自己満足になってしまう。自分もその道に進む可能性があるから肝に命じておかなければ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黒田龍之助の部分に惹かれて借りてみたが、別に読むほどのような内容でも無かった。
-
対談で綴る科学と社会との繋がり。
対談の相手は科学者に限らず、芸術分野など様々。
科学ってもっと身近で社会的でワクワクするものじゃないとね、というお話。たぶん。