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みんなの感想・レビュー・書評
大泉啓一著「消費するアジア」中公新書(2011) * 日本経済にとって重要な新興国とはいうまでもなくアジア諸国である。名目GDPの規模でみると、日本を含めたアジアが世界に占める割合は2000年の24.8%から2010年には25.7%に上昇している。 * 国内市場が人口減少と少子高齢化を背景に拡大が困難だという閉鎖間が強く、これがアジアへの押し出し要因として作用している。 * ... 続きを読む »
ITS関係の大先輩に教えていただいた本。一気に読んでしまった。 社会学系の本のとっつきにくさはなく、非常に明確にロジックが進んでいくのが見えたのはうれしい。特に項目8が圧巻! 下記は留意しておきたい項目。 1 対象とする国:新興国 (Emerging Economies) 中国、ASEAN5(タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム)、インド 2 所得による層別(年間の可処... 続きを読む »
これからのアジア経済の可能性や問題点についてわかりやすく書いており、とても考えさせられる良書だと思います。
タイと中国を例にあげ、アジア経済の過去・現在をわかりやすく分析している。
また将来の課題および著者の解決法も提示。
アジアを理解したい人は、今すぐ読む価値あり。
タイトルで職場の平積みから購入。 大泉さんは、三井銀行総研の主任研究員。 著者の前半部分は、新興国のメガ都市とメガリージョンが発生して、着実に発展している話。 都市を有機的にみるという考え方は、日本でも戦前から、高度成長期まで、都市が極端に拡大していた時代に盛んだったが、そのような時期にアジアもあるということ。 後半の地域格差問題など格差問題は深刻。 ... 続きを読む »
【要旨】 ・近年のアジアの経済発展を捉えるには、メガシティ&メガリージョンという枠組みが有効。 ・メガリージョンが発展し、それはその他の地域の貧困率も下げているが、所得格差(ジニ係数)は高まってる、或は以前として高い状況である。 ・先進国は、グズネッツの逆U字曲線が示すように、人口ボーナスの恩恵を受けて格差を縮めて来たが、アジアでは、既に少子高齢化が始まっていて、同じようには行かない... 続きを読む »
タイと中国中心の話。
データの羅列に既視感あり、退屈なので途中から流す。
集中的に成長する地域があり、それに追いつけない地域がある。
成長の成果はきちんと全域に波及するのか。
出生率がさがり、高齢化が進む中、
農村→都市に働き手が流れており、農村の活力が下がっているのが1つ。
さらに、格差が激しい国で国民の合意を形成するのは一筋縄ではいかないので、
政治的不安定さが増す、
という2つのネックがある。
老いていくアジア、を読んだ方がよかったか。
この人、タイ大好きなんだろうなぁ・・・と思ってしまう本w 研究にかこつけて遊んじゃだめですよ★ ・・・という意味で、もう少しバランスのとれた分析があってよかった気がします。
メガアジア都市論。
アジアの都市(バンコク、上海、クアラルンプール等)という視点からアジアの経済発展、課題、日本の役割・あり方を明らかにしている力作。
アジアのメガ都市がメガリージョンへと広がっていることや、都市部と農村部の格差、アジア新興国の政治不安など最新データとともに筆者独自の視点が新鮮である。
特に、タイの政治不安や中進国の課題、政治学のあり方等は読む価値がある。
また最終章では、アジアの持続的市場拡大の条件と日本の立ち位置を筆者の視点から指摘しており、我々読者のこれからの経済活動やビジネスのヒントになるかもしれない。
そして、この本を読んだことにより、何よりアジアのメガ都市や農村部というものを自分の目で見てみたくなった。私にとってはフィールドワークにいきたくなる本である。
発展するアジアの課題、それに対する日本の役割や課題(課題先進国としての日本)。
アジアのメガ都市、メガリージョンは発展が進む中で、農村との格差は広がっている。それは社会不安にも繋がりかねず、中進国の罠に陥らないためにも、適切な政策・投資・人的資本の育成などが求められる。
アジアの現状に疎いのであまり自信はないですが、この本は論旨明快で好著だと思います。特に勉強になった点は、1)アジア新興国を国単位ではなく、先進国並の豊かなメガシティ/メガジティリージョンと、依然貧しい農村部で分けて見る必要があること、2)豊かな都市住民に向けて、ボリュームゾーン戦略より高付加価値戦略が重要であること、3)遅れた農村地域に豊かさを拡大するのは極めて困難であること、4)その原因が農村人口の多さと少子高齢化にあること、です。
前作の『老いていくアジア』には感銘を受けたがこの本も抜群もよい。
アジア諸国のほとんどが富む前に老いるというのはわかる。
これからの消費の根本が国別GDPではなくメガ・リージョン単位だという意見には激しく同意する。関西広域連合にも頑張って欲しいものだ。
少子高齢化と人口減少が進むなかで、国内市場の大幅な拡大は見込めない。(冒頭の一文)
アジアが国別の経済圏ではなく、都市圏レベルの重要性が高まっていることを、消費の観点から論じている。
BOPビジネスも真剣に考える時代になってきた。
露天商、行商人、日雇労働者、タクシー運転手はインフォーマルセクター。
タイで、世界のHDDの30%以上が生産されている。
WTOへの加盟条件は、グローバルスタンダードの遵守であり、中国がそれに従う姿勢を見せたことはタイを含めてASEAN諸国には脅威に映った。なぜなら、日本企業やNIES企業だkでなく、欧米企業も中国への進出を加速させればASEAN諸国への投資は減少を余儀なくされ、農村にある過剰労働力を活用した安価な工業製品はASEAN諸国の輸出を駆逐すると考えられたから。
フリードマン「フラット化する世界」はITの発展により。地理的距離が地域の経済発展を左右するという障壁は低くなったと指摘した。

輸出中心で成長してきたアジアがどうやって、社会保障や消費にカネをまわして更なる成長を出来るか。その解は特にはないが、海外企業が入るのはローカライゼーション、ブランド、コネ、コスト競争力をうまくやらない...





