フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書)

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著者 : 塚本昌則
  • 中央公論新社 (2012年1月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021489

フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • S950.26-チユ-2148 300192705

  • 技術によってのみ、私たちは自分自身から抜け出して、ひとりの他人がこの宇宙をどんなふうに見ているかを知ることができる。それは私たちの宇宙と同じではなく、その風景は月世界のそれのように私たちには知られずに終わるところだった。芸術のおかげで私達は、たった1つの自分の世界だけを見るかわりに、多数の世界を見ることができる。(プルースト『見出された時』)

  • 著者のテーマは「〈私〉を通して世界を見る」。フランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものとは何か、そして「書かれている」ものは何かを考える。ルソーからプルーストまで12人。入門書以上・専門書未満という構成としては中途半端な感がぬぐえない。だから「文学講義」なのでしょう。ともあれ、興味のある作家の章だけ読んでも面白いは事実。

  • アマゾンのご推薦により購入。
    タイトルによらず、おもしろかったです。フランス革命からのフランス文学の表現法の歴史を見ながら、自分とは何かを12章。

    野矢茂樹のことを思い出したよ。どの章も「自分」とはなにか、「自由」とは、「社会」とはと論理空間の中の定義・哲学を文学をもって表現しているみたい。
    野矢さんがそれだけ生活に密着した哲学をしているということか、昔から言われていることを焼きなおしているだけか。

    とにかく、フランス革命前後のフランスはいろいろ熱い!ってこと。

  • 文学とは何か。文学は人をどのように捉えどのように表現しているのか。
    フランス文学作品を素材として、歴史的変遷を論じている。
    これは面白い。時代とともに小説がどのように人物を捉えていくのかがとてもわかりやすく語られている。

  • 興味深い内容でした。書物を読んでいるときにふと時間を忘れ、自分を忘れ本の内容に没頭している時に、浮かぶのがイメージ。

  • 途中で断念した。読みきれず。文学を論じたものはやっぱり駄目だ。

    2012/02/11図書館から借用;2/17朝から読み始め;眠くなってしまうので,途中で断念; 2/19に返却

  • フランス文学門外漢のあたしでも、知っている有名どころの作家ばかりなので取っつきにくくはなかったです。文学をこういう視点で読み解くというのはなかなか面白く、フランス文学史と言うだけでなく、文学全般についても通用しそうなところが多々感じられました。著者の塚本氏は文体を見る限り、きまじめな先生のような感じを受けます。もし学生であったら授業の予習はたいへんそうですが、是非履修してみたい授業であると思います。中公新書なので書店では文庫・新書のコーナーに並んでいると思いますが、ぜひとも文芸書の海外文学コーナーにも置いてもらいたい一冊です。

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近代小説は19世紀以来、「(かけがえのない)個人」に焦点を当てて発達してきた。物語の主人公が、神や王から、ありふれた個人に替わる時、イメージこそが物語の書き手と読み手をつなぐために必須のものとなったのだ。本書は、文学とイメージのかかわりを意識的に追求してきたフランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものは何か、そして書かれているものは何かを考えるものである。

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