論語 - 真意を読む (中公新書)

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著者 : 湯浅邦弘
  • 中央公論新社 (2012年3月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021533

論語 - 真意を読む (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • ぼくの場合論語ってなに、みたいなところからのスタートでして、これはちゃんと読まないと理解が進みませんが、最初読むものとしてよかった気がしますね。というのは、いまの論語人気というのはさも今風に編集された構成物にように語られるけれど本当はそんなわけはなく、現代の目から見ると不明瞭な点、不格好な部分がいろいろとあるけれど、それをちゃんと読み解いていこう、耳心地悪いかもしれないけど、という具合いなので、こういう実態もありうる、というのを最初に知られたのはよかったね。

  • 新たな資料を基に論語を再解釈した本。
    従来の論語の読み方や孔子像を新たな視点で解釈している。

  • 「子曰く、甚だしきかな吾が衰えたるや。久しきかな吾復夢に周公を見ず。」
    何気ない言葉のように感じるが、この解釈に関する諸説を通じて浮かび上がる孔子像は非常に読みごたえがあった。

  • 教科書で目にして以来、「孔子」だの「論語」だのには特に興味はなかったが、副題の「真意を読む」につられて購入。
    中国史や歴史的背景をよく知らないので、正直、登場人物の多さに???だったが、著者が一番言いたかったであろう「論語における不協和音」について書かれている第Ⅲ部は非常に面白かった。

    結局、孔子は政治の世界で活躍して名をあげたいと熱望しながらも、遊説した諸国では受け入れられるどころか迫害までされ、誰からも採登用されず、心おれて帰郷する。

    論語にはそういった孔子の嘆きも書かれており、有名な言葉の数々も、実は「立派な格言」と額面通りに受け取って解釈出来るものでもなさそうだ…というのがわかっただけでも、論語素人にとっては収穫かもしれない。

  • 新出土資料を用いての論語解釈と言う割りには、それほど新しい資料によってこれまでの解釈が大きな変更を余儀なくされたという感じはありません。確かに出土資料によって劇的な変更が起こるなんていうのは滅多にあることではないのかも知れませんが。また著者がこだわる論語の中の異音というのも、それほど「異物」感は感じられません。ただ、中国人の歴代の解釈とわが国江戸期の儒者の解釈を対照させて紹介している部分は面白く読めました。

  • 新たな資料を元にし、論語に対して新しい解釈を加えたもの。
    基本から追っているため、わかりやすく、面白い。
    著者の説をより理解するには、論語を読む必要があると感じた。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号:123.83//Y96

  • 最新の資料に基づく論語研究史的なガイドブック。いわゆる、意訳や格言系の論語本出ないはない。

  • 「子曰く、甚だしきかな吾が衰えたるや。久しきかな吾復夢に周公を見ず。」

    『論語』述而篇にあるこの言葉を、『論語』の中での異音として、今までの『論語』の読み方、あるいは孔子像とは別の視点を提供する書。

    個人的には、時代考証や文献考証の率を下げて、上記主題をもっと全面的に出してもよかったのではないかと思う。

    帯に「『論語』入門の決定版」と書かれていたが、入門書と言うよりは、専門書・学術書に近い。

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湯浅邦弘の作品

論語 - 真意を読む (中公新書)の作品紹介

『論語』の研究は近年大きな転換期を迎えた。竹簡資料が大量に古墓から発見され、成立や伝播について新たな解明が進んでいる。本書では、『論語』の記述をわかりやすく解説するとともに、新知見や成立背景にも踏み込み、さらに深い理解をめざす。読み過ごされてきた孔子の言葉についても積極的に考察を行った。『論語』が後世に伝えようとしたことは一体何なのか。通り一遍ではない、新たな古典の読みを提起する。

論語 - 真意を読む (中公新書)はこんな本です

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