精神分析の名著 - フロイトから土居健郎まで (中公新書)

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制作 : 立木 康介 
  • 中央公論新社 (2012年5月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021663

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精神分析の名著 - フロイトから土居健郎まで (中公新書)の感想・レビュー・書評

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    【簡易目次】
    目次 [iii-v]
    凡例 [002]

    序説[立木康介] 003

    I 起源 069
    1 S.フロイト『夢解釈』[十川幸司] 070
    2 S.フロイト『快原理の彼岸』[渡辺哲夫] 087
    3 S.フロイト『文化の中の居心地悪さ』[立木康介] 099

    II イギリス篇 113
    4 M.クライン『児童の精神分析』[平井正三] 114
    5 M.クライン『羨望と感謝』[小川豊昭] 128
    6 A.フロイト『自我と防衛機制』[皆川邦直] 143
    7 W.ビオン『再考』[松木邦裕] 156
    8 W.ビオン『セヴン・サーヴァンツ』[福本
    修] 169
    9 M.バリント『基底欠損』[奥寺 崇] 183
    10 D.ウィルニコット『遊ぶことと現実』[牛島定信] 198
    11 D.メルツァー他『自閉症世界の探求』[平井正三] 208

    III アメリカ篇 223
    12 H.ハルトマン『自我心理学と適応の問題』[妙木浩之] 224
    13 E.エリクソン『幼児期と社会』[鑪幹八郎] 234
    14 M.マーラー、F.パイン、A.バーグマン『乳幼児の心理的誕生』[渡辺久子] 245
    15 O.カーンバーグ『境界諸状態と病的自己愛』[岩崎徹也] 257
    16 H.コフート『自己の修復』[舘 哲朗] 268

    IV フランス篇 281
    17 J.ラカン『エクリ』[向井雅明] 282
    18 J.ラカン『サントーム』[小林芳樹] 296
    19 J.ラプランシュ『精神分析における生と死』[福田大輔] 309
    20 F.ドルト『症例ドミニク』[春木奈美子] 322

    V 日本篇 335
     土居健郎『「甘え」の構造』[藤山直樹] 336

    あとがき(二〇一二年一月一日 新しい年が希望と喜びに満ちた日々になることを祈りつつ ニューヨークにて 編者) [347-349]
    執筆分担 [350-351]
    索引 [353-368]
    クロノジカル・チャート [369]
    執筆者一覧 [370]

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  • フロイトからクライン、ラカン、土居健郎らの著作を体系的に網羅。

  • 知ってるか、知らないか、の差について考える。

    ざっくりでも知っているか、いや、知ろうとしているか、というのはまあちっとでもましなのかな、と思っている。付け焼き刃なんて、という向きがあるのも承知しているが、それでもまあ、なんとなくでもいいこともあるんじゃあ、ないでしょうか。

    と入門書を読むいいわけをしております。仕事で役に立つと思っているからこそ読んだのです。まだまだ勉強、足りません。

  • 【今日の一冊】
    145.9||T88

    精神分析は何を問い,いかに思考してきたか,フロイト以降の代表的な精神分析家16人による,精神分析の誕生・発展・理論・技法の創造などを照会。

    http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00595882&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  •  精神分析の名著を紹介しているが、同時に精神分析がどのように発展してきたかを垣間見ることができる構成となっている。特に「序説」は読み応えがあり、これだけで一冊にしても良いくらいの濃い内容となっている。
     起源としてフロイトを扱い、続いて英米仏日と国別で紹介している。単なる著書の紹介とどまらず著者の生涯、著書よりも著者の考え方そのものの解説したものなど執筆者の個性が出ていて面白い。なお、本書は20人の執筆者がそれぞれの学派の立場で紹介しているが、あとがきによると異なる学派が共同で一冊の本を編むということは珍しいことらしい。たしかに本文中では考え方の違いにより学派の対立や分裂が繰り返されていることがわかる。そういう点で見ると色々な学派が一冊にまとまっている本書は稀有な存在といえるかもしれない。

  • フロイト以来の精神分析に関する重要書籍21冊を取り上げたブックガイドだが、精神分析小史としても便利である。心理療法種々の多様性や派閥化は学習者にとって悩みのタネで、フロイトが目指したメタ心理学的役割をよく考えてみなければならない。ユングは強い批判言とともに排除されております。

  •  精神分析の名著が学派に偏ることなく紹介されている。フランス学派まで抑えられたものはあまりないので、それだけでも希少価値が高い。各解説はどれも味わい深かったが、執筆者によっては作品への思い入れが強過ぎる印象を受けた。しかし、そういったことを考慮してみてもブックガイドとしては極めて良質であるし、各作品への好奇心が湧いてくる作品だと思う。

  • いわば精神分析の原典にあたるためのブックガイド。
    分担執筆のため内容にかなりばらつきはあるものの、イギリス対象関係論とアメリカ自我心理学といった主潮流の違いなど、全体を通すことで書かれた当時の精神分析の世界的な布置がわかるのはありがたい(専門の人にとっては当たり前のことなのかもしれないが)。なお幸いにして、難解で知られるラカンのパートは基本用語の解説もついている。

    ただやはり、これを読んだだけで精神分析の内実に至ることはできないので、まずはフロイトからゆっくりと歩みを進めていくことはどうしても必要になると思う。

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精神分析の名著 - フロイトから土居健郎まで (中公新書)の作品紹介

フロイト『夢解釈』(一九〇〇年)の刊行から一世紀あまり。この間、精神分析は何を問い、いかに思考してきたのか。フロイトをはじめ、クライン、ビオン、ハルトマン、コフート、ラカンなど代表的な精神分析家一六名による二一編の名著によって、精神分析の誕生と発展、理論と技法の創造・再創造の軌跡をたどる。国際精神分析協会派とラカン派の双方から我が国で活躍する分析家・臨床家が結集して生み出した画期的な一冊。

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