残留日本兵 - アジアに生きた一万人の戦後 (中公新書 2175)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021755

感想・レビュー・書評

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  • とかく神聖化又は英雄視されてしまう残留日本兵の実態を地域ごとに類型化しつつも、一人一人がどういった理由で残留したかを描き出した作品。

  • 様々な理由で終戦後帰国しなかった人たちのインタビュー。

  • 横井、小野田に表象されるイメージの実像を丹念に辿り、残留日本兵「像」を一新する快著。敗戦後、「外地」に留まった日本兵はおよそ一万人!単一の認識に還元不可能な千差万別の人生が存在する。丁寧な取材に基づくルポルタージュ。

  • 残留日本兵自体への評価ではなく、あくまで本自体への評価をすればあまり面白いものではない。
    厳しく言えば「事実」的記載が羅列されているだけで、学者の仕事としてはその基本的前提を著作としてしたためただけと言えなくもない。
    ただこの分野の研究が未だ進んでいないがための結果かもしれないが、そうだとするとそれはそれで少々悲しい。

著者プロフィール

二松学舎大学文学部歴史文化学科准教授

「2023年 『残留兵士の群像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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