イノベーション戦略の論理 - 確率の経営とは何か (中公新書)

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著者 : 原田勉
  • 中央公論新社 (2014年3月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121022608

イノベーション戦略の論理 - 確率の経営とは何か (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 確率の論理から経営を考える視点が新鮮。今後、結論の部分で述べられた理念合理性の概念の事例を伴った詳述を期待する。

  • なんだか論点がぼやけている。要点のまとめが欲しい。他人の言葉を引用してあたかも正論的な語り口にしているとしか思えない。もっと理論に基づいた分析を期待する。

  • 戦略としてのイノベーションを語る。
    実に手法は多様。
    だが、その確率をあげる手を選択しないといけないのが伝わる。
    技術の本質は知識。その背後に能力。

  • イノベーション戦略を経済学で解説。
    技術をボトルネックか並列か、コア/周辺技術、などで分け、それぞれの探索費用、期待リターンを出して戦略を決定することが基本。前提となる確率は主観的でも構わないし、事後検証可能なものとする。
    確率の高いと思われるものを数打つことと事後的に検証フィードバックできることが基本となる。

  • 勉強になりました。

  • イノベーションを生むために時間とお金を投じても失敗に終わる可能性があり不確実性が高い。本書は、イノベーションを生みやすい組織にしていくにはどうすればよいか、結構わかりやすくまとめられていて、参考になる。フランク・ナイトの不確実性、組織能力構築型戦略、技術の階層、知識の地図など、理解のポイントがいくつかある。また、事例も適切である。

  • イノベーション成功の確率を高めるとして計算式を含む論理展開をするも、数多くやれ、時間を掛けて修正しろ、と当たり前のようなところに着地。長期的な視野に立ちイノベーションを生みやすい組織を作れには、同感するも、これこそが難しいのだな^^;;

  • イノベーションは辺境から生じる。イノベーションはその業界の主要企業からではなく、新規参入した企業や新興企業などが主な担い手となる。

    技術とは結局のところ人であり、その人が持つ能力に大きく依存する。特にイノベーションの段階では、鍵となるのは個人的能力である。

  • イノベーション、MOTについて、確率といった観点でどう経営するのかといった内容の本。わかりやすい。

    イノベーションの確率、それを高める=探索頻度を高める(新薬開発で行くと、案件の数を増やす)、探索精度を高める。

    イノベーションとして成功するのは、多数決で決めていてはダメ。
    過半数が反対するような案件だからこそ革新。

    コア技術
    競争優位大でかつ技術優位大な部分がコア技術。
    競争優位大だが技術優位小は周辺技術。
    競争優位小で技術優位大が補完技術。
    どちらも小が未利用技術。
    と分類し、各技術要素のマッピングとダイナミズムの設計、ターゲットの決定でイノベーションドメインを決定。
    技術動向の予測 (IBMのグローバルテクノロジーアウトルック)

    拡散型協調3Mのテクノロジープラットホーム
    深堀型協調ホンダのわいがや
    競争入札(仕入先の貢献をメモリー)

    乗法分解 弱みの克服(ボトルネックの対策)
    加法分解 強みの追求
    分解の仕方で攻め方が変わり開発の焦点も変わってくる。







    目利きの育成
    できる人材は3つに分類できる。できて語れない人、できないけれど語れる人、できて語れる人。偉大な創業者のようになんでもできて語れる人がいいが、大企業のようなところではそういった人を育てるのは不可能。ある領域で深くさせて、その部分ではできて語れる人にさせて、その応用で、全てはできずとも、そのことについて語れる人を作る。まさに井の中の蛙を作る。天の蒼さがわかる蛙を。
    井の中の蛙、大海を知らず、されど天の蒼さを知る

  • 利益最大化、売上最大化、コスト最小化に加えて、イノベーション確率最大化も基準に入れるべき

    イノベーション戦略とは、組織能力構築型戦略である

    ミクロ(チームレベル)では、成功確率の管理は難しいが、マクロ(会社全体)で成功確率を予測することを、確率管理という。これをいかに高めるか。
    PDCAサイクルは、ミクロレベル(チーム)のマネジメント手法といえる。
    確率管理は、一回あたりの成功・失敗により即座に検証段階に入るわけではない。
    確率管理は大数法則からくる。

    市場全体の成功確率を把握(例えば10%)、
    会社を市場の状態と同じ立場に置く
    自社のプロジェクト成功確率を把握(例えば10%)
    必要なプロジェクト数を算出する
    (10件成功させたいなら、100%)

    イノベーション確率を高めるために、
    1.探索・思考の領域を設定
    2.試行回数を多くする
    3.各試行の精度を高める
    4.探索、試行の方向性を規定するメカニズムの是正

    短期効率性が実現出来たとしても、長期効率性が低下することがある
    長期効率性を高める方向で制度選択を行うことにより、イノベーション確率が最大化する
    イノベーション確率も不確実ではあるが、可能な限り知恵を絞って確率を算出して、それにあった資源配分を実行すべきである。それが、与えられた情報で出来る最善の方法である。

    深く広い経験を積んだ目利きが出来る人(多くは社長)を育てる環境を作る

    井の中の蛙、大海を知らず、されど天の蒼さを知る

    企業の保有する要素技術は、コア技術、補完技術、周辺技術、未利用技術に分類できる

    探索の中身は報告いらないが、成果と支出の報告はさせる

    チャレンジ目標、二階に上げてからハシゴを外す。チャレンジ目標はコミットメントではない。

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イノベーション戦略の論理 - 確率の経営とは何か (中公新書)の作品紹介

日本経済再生の鍵とされるイノベーション。だが、膨大なお金と時間をつぎ込んでも革新的な技術やサービスが生まれるとは限らず、現実には失敗に終わる可能性が高い。イノベーションを生みやすい組織にするにはどうしたらよいのか。本書では、米国流コーポレート・ガバナンス論に基づく短期的な業績の重視がむしろマイナスであることを指摘し、長期的にイノベーションの成功確率を高める経営戦略を具体的に示す。

イノベーション戦略の論理 - 確率の経営とは何か (中公新書)はこんな本です

イノベーション戦略の論理 - 確率の経営とは何か (中公新書)のKindle版

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