山岳信仰 - 日本文化の根底を探る (中公新書)

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著者 : 鈴木正崇
  • 中央公論新社 (2015年3月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121023100

山岳信仰 - 日本文化の根底を探る (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    序章   山岳信仰とは何か
    第1章  出羽三山~死と再生のコスモロジー
    第2章  大峯山~修験道の揺籃の地
    第3章  英彦山~二s日本の山岳信仰の拠点
    第4章  富士山~日本人の心のふるさと
    第5章  立山~天空の浄土の盛衰
    第6章  恐山~死者の魂の行方
    第7章  木曽御岳山~神がかりによる救済
    第8章  石鎚山~修行から講へ

    <内容>
    密教や修験道とも関連の深い、日本の山岳信仰をまとめた労作。詳細な記述がかえって読むスピードを遅くしたが、基本的な部分は網羅されていると思われる(その分野に詳しくないので)。
    まだあるのだろうが、主だった山々は網羅されているので、ざっと見通すのにいいだろう。  

  • あちこちの山を具体的に取り上げ、信仰の形成過程、開祖やら山で修行した人やら信徒(という表現がいいのかはさておき)やら、神仏習合・本地垂迹から神仏分離、女人禁制と解禁などなど。

    興味深いのに、開祖やらの人物名と業績の羅列で力尽きた。

  • なんとなく近寄りがたい山岳信仰。修験者のほら貝に象徴されるようにちょっとエキセントリックで、見てはいけないもののような気がします。一方で今、流行りのパワースポットは、山岳信仰の場と重なります。この本で取り上げられる山も、出羽三山、大峯山、富士山、立山などなど、まさに現代のパワースポット。今も昔も人を引き付ける山々の魅力ってなんなのでしょう。
    そんな興味から手に取ってみたら、内容は予想外に硬くて、パワースポットブームにあやかろうなどという意図は全くありません。専門的な難しい部分が多く、楽しみながら読むという訳にはいきませんでした。でも、なんとなくおどろおどろしくて近寄りがたかった修験道や神がかりのことも研究対象として冷静に解説してくれていて、山岳信仰の実態を知ることができました。

  • 信仰、修験道、民俗学。 密度も濃く読み辛さはあるが、新書一冊ボリュームによく納まっている。 神仏分離、女人禁制 古くのしがらみ・出来事を乗り越えて残って来た、信仰の山々。 私自身もハイカーであるが、山行旅のガイドとして、深田久弥氏の百名山と共に、たびたび読み返す事になるであろう。

  • 関心のない方には無意味かもしれない本ですが、ここ数年興味を持っている信仰なので、面白かった。
    このところ出羽三山の信仰が気になっていたので読んだのだけれど、充分に教えていただいた。

  • 国土の3/4が山である日本においては精神文化の根底に、山への畏敬の念が息づいているというのは理解できる。
    この本では山岳信仰の歴史をたどり、修験道の成立と展開、登拝の民衆化と女人禁制などを解説。さらに八つの霊山の信仰と祭祀、神仏分離後の状況までを詳解している。

  • クライマーの割りにはあまり理解していなかった「山岳信仰」について、十分に理解できました。
    わが郷土の出羽三山、深い歴史があり、こんなに魅力的だったんですね。
    改めて、月山、湯殿山、羽黒山、登りに行かなくては…

    【メモワード】
    ・三大霊場:出羽三山、大峯山、英彦山
    ・十界修行
    ・羽黒山の開山=参拂理大臣(みふりのおおど)

  • 筑波山の歴史を探っていると、文字の史料を中心とした歴史では見えてこない。
    山そのものへの信仰に関する書籍を探っていて見つけた。修験道など山の信仰の概要と歴史がコンパクトにまとまっている。
    著者は、慶應大学を今年3月に退官、日本山岳修験学会の会長の職にある。
    同書には、筑波山について触れられていないが、おおいに参考になった。

  • 2015年5月新着

  • ・日本の国土の3/4は山

    ・山は人間の生活の場と隔絶せず、ほどよい距離にあったことで多彩な信仰形態を生み出した。

    ・高野山は12世紀頃から納骨が盛んになり「日本の総菩提所」と呼ばれ、奥之院には累々たる墓所がある

    ・地域ごとに個性豊かに展開する山岳信仰の根源にあるのは、大自然の仲にいのちの顕れを読むことではないだろうか。

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山岳信仰 - 日本文化の根底を探る (中公新書)の作品紹介

個性豊かな山々に恵まれた日本人の精神文化の根底には、山への畏敬の念が息づく。本書は山岳信仰の歴史をたどりつつ、修験道の成立と展開、登拝の民衆化と女人禁制を解説。さらに八つの霊山の信仰と祭祀、神仏分離後の状況までを詳解する。長年、山岳修験研究に携わってきた著者による決定版。

山岳信仰 - 日本文化の根底を探る (中公新書)はこんな本です

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