チェ・ゲバラ - 旅、キューバ革命、ボリビア (中公新書)

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著者 : 伊高浩昭
  • 中央公論新社 (2015年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121023308

チェ・ゲバラ - 旅、キューバ革命、ボリビア (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • チェ・ゲバラが英雄と呼ばれる所以、今でも信奉される所以を知りたかったのだが、その頃のキューバ内政にはあまり触れられず、肝心なところがよくわからなかった。あと次から次へ登場人物が出てきて混乱した。
    チェ・ゲバラの印象は、ちょうど素晴らしい写真が撮れたから有名になった革命アイドル。イケメンで良かったね。キューバに思い入れがあるわけでもなんらかの政治的思想を持っているわけでもなく、革命が好きなのである。

  •  チェは大きな旅を経て人生目標に辿り着いた。旅は若者を変身させる。個人主義的なアルゼンチン人医師エルネストは、愛他的なラテンアメリカ人革命家チェに変身した。言い換えれば、人間の病気を治す医師から、社会の病根を断ち切る革命家へと転じた。グアテマラで得た教訓と、メキシコでのフィデル・カストロとの邂逅が決定的だった。出会い結婚し一児を儲けたイルダ・ガデラは、思想や知的な面で触媒の役割を果たした。(p.44)

  • 医学生として、革命家として、政治家として、父親としてのチェが、ジャーナリストによって丁寧に記述されている。チェの半生を通じて、当時のキューバとラテンアメリカの様子がよくわかる。キューバメキシコ旅行中に読む。

  • 読了。

  • 革命家こそ、人間のあるべき姿と考えたチェ。
    伸びきった生き方のように感じた。

  • 革命家チェ・ゲバラの生涯について、アルゼンチンで過ごした幼少期から革命家を目指すきっかけとなった南米大旅行、そしてキューバ、コンゴで起こした革命の様子やボリビアでの最期が記されている。

    内容的にはかなり詳細に記述さており、資料的な役割は非常に高いと思われるが、淡々と事実が語られているため、読み物としてはちょっと物足りなさを感じた。

    アメリカの帝国主義を憎み、革命によって神格化されたゲバラだが、もし生きていたのであれば此度の国交正常化に際し、どんなコメントを残したのだろうか、大変興味深い。

  • 信念と瞑想の男、チェ・ゲバラ。その確固たる思想ゆえの栄光と挫折の足跡を追うことのできる好書。若干マニアックと思われる情報もつぶさに記述することで、却ってこの時代のキューバや南米、そしてチェ自身の置かれた状況の複雑さを炙り出すことに成功していると思う。

    スターリン以降のソ連における一国社会主義に、それとは相反するはずのアメリカ帝国主義に通ずる大国による小国の搾取の腐臭を嗅ぎ取り、これに民族主義的な現地主義を対置しようとしたチェの理念は一貫している。しかしアルゼンチンでの「人民ゲリラ軍」全滅あたりから、実情を顧みず理念を無理矢理現地に適用するかのような言動が増えて行く。最期の地ボリビアでも理念至上主義は変わらず、その取り返しのつかない蹉跌の帰結は読んでいて痛々しいが、まさにこの頑なさ、一徹さが死後半世紀経ってもなお人々をしてチェを英雄視させている要因の一つなのだろう。

    それにしても、本書の刊行の契機となったはずの米玖国交正常化一つとっても、未だにチェやフィデル・カストロが活躍した時代からの光の照射によって浮かび上がることの多さに驚かされる。例えば、西欧的価値観の代弁者を自任する今のアメリカが、ほんの半世紀前にその立場を守らんがためになりふり構わずしたことを想起する意味でも、この時代に焦点を当てる意味は相当にあると思う。

  • 勉強になりました。

  • 2015年9月新着

  • 学生時代にラテンアメリカを旅し、貧富の格差や米国支配の問題に目覚める。カストロ兄弟と共にゲリラ戦でかつやくし、キューバ革命政権樹立に貢献。ただ思いは全ラテンアメリカでの革命推進にあるため、再び戦地に赴く。

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チェ・ゲバラ - 旅、キューバ革命、ボリビア (中公新書)の作品紹介

1928年、アルゼンチンに生まれた革命家チェ・ゲバラ。医学生時代にラテンアメリカを旅し、貧富の格差や米国支配の問題に目覚める。カストロ兄弟と共にゲリラ戦で活躍し、59年のキューバ革命政権樹立に貢献。要職を歴任するものの、思いは全ラテンアメリカでの革命推進にあった。再び戦地に赴くチェ。だが前哨戦のコンゴ、続くボリビアで過酷な現実に直面し…。彼の遺した膨大な文章と関係者への取材から実像に迫る。

チェ・ゲバラ - 旅、キューバ革命、ボリビア (中公新書)はこんな本です

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