源頼政と木曽義仲 - 勝者になれなかった源氏 (中公新書 2336)
- 中央公論新社 (2015年8月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121023360
感想・レビュー・書評
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やはり歴史は細部を知ることが必要。この本を読むことでかなりいろいろ分かった。たとえば、伊豆に流された頼朝がわりと自由に暮らせたのは知行国主が源頼政で国守がその息子の仲綱だったからなどということは大河ドラマを見ていても全く分からないこと(ま、ドラマと歴史は別だが)。美濃とか近江の源氏の動きなども結構重要。等々、その辺が大変わかりやすく書かれている好著である。
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勝者にはなれなかったが社会変動の幕開きを務めたふたりの武将でした。頼政は和歌にも優れ、そのネットワークも見逃せない人物。『方丈記』の著者 鴨長明とも繋がりがある。能「頼政」や「巴」などでも語られる。まとまっていて読みやすいと思います。
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源平合戦前の朝廷、武家の関係性が良く分かり勉強になった。頼朝以前の動きが分かりやすく記述している。
ほぼ名前聞いたことがあるといった程度であった両名のことが少し分かった。関連の書籍も読んでみたくなった。 -
歴史の転換期に活躍した二人にスポット。
長年、謎だった二人を追う解説主体で読む側としてはありがたい内容。 -
結構目から鱗・・・。
源頼政・以仁王の見方が変わる。