入門! 進化生物学 - ダーウィンからDNAが拓く新世界へ (中公新書)

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著者 : 小原嘉明
  • 中央公論新社 (2016年12月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024145

入門! 進化生物学 - ダーウィンからDNAが拓く新世界へ (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 【書誌情報+紹介】
    初版刊行日:2016/12/20
    判型:新書判
    ページ数:288ページ
    定価:本体880円(税別)
    ISBN:978-4-12-102414-5

    生物はなぜこんなに多様なかたちをしているのか? 餌の種類に応じてくちばしの形を変えた鳥、雄が交尾後の雌に貞操帯でフタをするトンボなど、多様な姿や驚きの行動が、どのようにして生起したのかを解説。さらに中立進化説、分子遺伝学や行動生物学といった最新の知見を紹介し、「挑戦する雄」が新たな種を生み出すとの新説や、過剰な適応は絶滅への道であることを提唱する。知的興奮に満ちた生き物好き必読の書。
    http://www.chuko.co.jp/shinsho/2016/12/102414.html


    【目次】
    はじめに [i-ii]
    目次 [iii-ix]
    地球の地質学的歴史 [x]

    第1章 多種多様な地球生物 001
    1 地球生物の顔ぶれ 002
    3つのドメイン  原核生物  真核生物のメンバー
    2 動物界のメンバー 006
    繁栄を誇る動物  虫の惑星  進化学と動物
    3 目的を知り尽くしている動物 011
    姿形に工夫を凝らす動物  生きる仕組みの工夫
    4 計算された行動 017
    ウミベガラスの計算  ヤドリコバチの知恵
    【第1章のまとめ】 023

    第2章 自然淘汰による生物の進化 025
    1 先駆者たちの考え 026
    幸運の手紙  新しい考えの芽生え  人為選択と自然淘汰  二人の偉人
    2 ダーウィンの進化説 029
    3 自然淘汰による生物進化 037
    進化説の骨格  競争を引き起こす多産性  適応度と進化
    4 人間中心主義が生む進化についての誤解 045
    人間が一番進化している?  進化と進歩の混同
    5 不正確な理解に基づく誤解 048
    チンパンジーはいつか人間に進化する?  退化は進化の逆行現象?
    【第2章のまとめ】 051

    第3章 進化説の検証 053
    1 化石が明らかにする進化的ルーツ 054
    2 よみがえる化石動物 056
    空白を埋める化石  日の目を見た絶滅動物  地質年代の区分
    3 遺伝的変異の検証 065
    遺伝的多様性  遺伝子のシャッフル  突然変異
    4 自然淘汰の検証 072
    人為淘汰  自然淘汰の行為者
    【第3章のまとめ】 079

    第4章 進化説の発展 081
    1 類似器官と進化 082
    相同器官と系統  相同器官のもうひとつの示唆  相似
    2 自然淘汰に対する集団の反応 086
    3つのタイプの淘汰  少数者有利の淘汰
    3 新種の形成 093
    生殖隔離と種分化  生態的地位と進化  適応放散
    4 進化の判定基準――ハーディ・ワインベルクの法則 102
    【第4章のまとめ】 107

    第5章 生殖と進化 109
    1 自然淘汰で説明できない形質 110
    2 雄と雌の繁殖戦略 112
    重大な配偶子の違い  求める雄と選ぶ雌
    3 雄の繁殖形質の進化 117
    雌を求める雄の戦い  受精競争  雄の配偶者ガード
    4 雌の繁殖形質の進化 124
    雌も場合によって闘争する  息子と娘の産み分け競争
    5 雄と雌の相互作用 129
    雌による雄選択  雄による雌選択
    6 配偶システムの進化 134
    単婚と複婚  一妻多夫
    【第5章のまとめ】 137

    第6章 利他性の進化 139
    1 動物の行動規範 140
    利他的動物観  利己的動物観
    2 協力の進化 142
    進化的に安定な利己的性質  持続できない利他的社会  互恵的利他行動
    3 血縁淘汰と利他的奉仕の進化 151
    自己複製のバイパス  包括適応度
    4 ハチ目昆虫のワーカーの進化 157
    ハチ目昆虫の高い血縁度  縁者びいき
    【第6章のまとめ】 163

    第7章 利他性の進化 165
    1 遺伝子の実体と働き 166
    遺伝因子の追跡  DNAの化学構造  遺伝暗号  遺伝子の形質発現
    2 突然変異の分子遺伝学的仕組み 176
    ゲノム――生物の設計図の解読  塩基配列の攪乱
    3 塩基配列の比較 179
    系統の推定  分岐年代の推定
    4 形態形成に見る進化 187
    個体発生と系統発生  形態形成で発現する遺伝子――ホメオティック遺伝子  いろいろな動物のホメオティック遺伝子
    5 分子進化学に起こった革命 194
    遺伝的浮動とピン首効果  自然淘汰をすり抜ける突然変異――中立遺伝子  中立説をめぐる論争  支持された中立進化  表現型の中立進化の可能性  意味深な最後の一文
    【第7章のまとめ】 209

    第8章 進化のもうひとつの肖像 211
    1 進化を止めたボディプラン 212
    維持される基本体制と変化する体部位  発生過程に見られる進化の停止  脊椎動物の奇妙な網膜  遺伝暗号
    2 多様性の源泉 220
    可変的な非ボディプラン部位  自動車の車台と車体
    3 遺伝子の個体間交流 224
    形質導入と形質転換  細胞内共生  共生微生物から細胞器官へ?  クマムシの意味すること
    4 動物の種間交雑 232
    広範な動物種に見られる雑種  雑種からの種形成
    5 挑戦する雄 237
    雄の暴走  新地開拓を狙う雄  革新的な生殖の道
    6 地球生命の宿命 244
    大絶滅の原因  続く地球の脈動  見事な適応に潜む危険
    【第8章のまとめ】 254

    あとがきにかえて [257-263]
    注 [264-271]

  • 生物はなぜこんなに多様なかたちをしているのか? 餌の種類に応じてくちばしの形を変えた鳥、雄が交尾後の雌に貞操帯でフタをするトンボなど、多様な姿や驚きの行動が、どのようにして生起したのかを解説。さらに中立進化説、分子遺伝学や行動生物学といった最新の知見を紹介し、「挑戦する雄」が新たな種を生み出すとの新説や、過剰な適応は絶滅への道であることを提唱する。知的興奮に満ちた生き物好き必読の書。

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