競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)

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著者 : 大竹文雄
  • 中央公論新社 (2017年8月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024473

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競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 競争はない方がいい。
    みんな一緒に、分け隔てなく、の考え方に根本的な疑問を抱いている自分がいる。
    そもそも、人間は競争なくして成り立ち得るのか?

    競争社会については最初の方に触れながら、徐々に経済学的な見方という軸の方にシフトしていく。
    その見方や例示に、なるほど、と結構思わされる(笑)

    他店が1円でも安ければ値下げします、の意図や。
    ご当地グルメは何故売れるのか。
    先に報酬を貰って返すことと、後から報酬を得られることの人間心理など。
    ひとつの見方を与えてもらうことで、これを自分の分野に生かせないかな、と考えていた。イノベーティブな気持ちになれる一冊かもしれない。

    数字は事実だが、切り取り方によってはマジックにもなり得るので、最後の方の所得の話は半分に読んでしまったけれど。
    経済学とは縁のない人ほど、読んでみると面白いんじゃないかな。

  • パッと見、心理学とか自己啓発の本かとおもいきやバリバリの経済学の本。
    内容のメインは行動経済学に基づいて記述されている。

    気軽な読み物としては難しいけれど、学術書としては易いというちょうどいい感じの本です。

    何かのテーマについて掘り下げているというよりは随筆のように身近なことや、書きたいことをページごとにバラバラに書いているので、正直知識としては残りにくいが、雑学としてはいいかなという感じ。

  • 非常に読みやすい1冊であった。
    経済学という枠組みではあるが、一般向けということもあり知的な学びを得られる。

  • 経済学の世界は、伝統的経済学中心から、行動経済学も取り入れられるように。

  • 激しい競争に身を置けば、自らの強みを発見できる可能性が高まる。というメリットがあるという。
    逆に言うと、自らの弱みに気づくこともあると思う。
    競争の無い世界に身を置いていると、茹でカエルのごとく、いつか戦えない身になってしまうのではないか、という危機感を抱いた。

  • 本書は、行動経済学の観点から競争社会を論じるもの。といっても、競争社会そのものを論じるのではなく、競争社会における種々のトピックを網羅的に紹介した形式です。競争制限的な教育を受けた人は、利他性が低く、非協力的な価値観を持つ傾向があるとの行動経済学の研究成果には驚いた。競争のメリットは伝統的経済学で論じられているものと思ったが、行動経済学の観点からも論じられているのですね。

  • 現状維持バイアス(損失回避)、放蕩息子の定理は目から鱗。

  • タイトルを見て、大竹先生お得意の競争論や競争政策の話かと思ったが、一部にそういう話はあるものの、行動経済学など新しい経済学の紹介やその啓蒙的な本だった。これはこれで面白いのだが、若干エッセイ的というか、統一感や体系性を感じられなかった。
    大竹先生の研究成果というわけではないが、富裕層への所得集中について、日本では、所得上位1%の年収が1270万円以上であること、上位10%で580万円以上というデータがとても意外だった。やはり、イメージではなく、事実でものを考えないといけないと改めて思った。

  • <目次>
    プロローグ  競争で強みを見つける
    第1章    身近にある価格戦略
    第2章    落語と小説の経済学
    第3章    感情と経済
    第4章    競争社会で生きてゆく
    第5章    格差社会の真実
    エピローグ  イノベーションは、若者の特権か

    <内容>
    タイトルからキャリア系の本かと思ったが、行動経済学の本。短いお話を集めて書かれているので、読みやすいし、理解しやすい。

  • タイトルがちょっとフィットしないような。そうはいってもこれからの社会を考えるにもってこいの好著です。それは競争社会というよりも格差社会の現状を広く優しく開設してくれていると理解したから。先日読んだ「コンピュータが仕事を奪う」(新井紀子著)とつながるような内容もあり。AIやマシンラーニングの台頭の中、これからの仕事の中身や枠組みが大きく変わる中、どのように日本でイノベーションを起こすかが避けて通れない課題だ。

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