3.11以後 (中公選書)

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著者 : 茂木健一郎
制作 : 竹内 薫 
  • 中央公論新社 (2011年11月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121100016

3.11以後 (中公選書)の感想・レビュー・書評

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  • 科学者同士の対話ということで期待して読んでみたけど、私が知りたかったことは書いてなかった。
    とても上から言ってる印象を受けて、いまひとつだったかな。
    そういうことはあるよな〜って思えることもあったけども。

  • 感情的な判断(イデオロギー)に流されやすいことへの警鐘。科学的思考の重要性を説いている。本書の対談の趣旨については、概ね同調できた。

  • ⒊11本のような題名だが、だいぶ違う読了感。
    主張としては以前から言われていた事、日本人は感情で動く事が多い、その考え方を変える訓練をしないとより大きな危険が潜んでいる。

    確かに今回の地震後に非常に私が怖いとおもったのはその点だ。メディアが煽る視聴率が欲しいからか?怖いと喚くと伝染する。自分で考える事をやめて、他を非難する。
    父権主義的にお上に全て任せ、護ってくれない、隠してるにちがいない、だからといって変わりに自分がやるにはならない。ああ、それって私だ。

    100%の安全はない、それを理解した上でリスクマネージメントをしながら、さまざまな計画をたてる必要がある。

  • 読了日は,ちょうど震災から1年と1日後の3月12日っていうのがなんか間抜けな感じがするけども・・・

    大学の同級生である科学者の2人.竹内薫氏,茂木健一郎氏の「3.11以後」の世界についての対談.「3.11以後」の世界では,科学に関わる重要問題が,そろって解決を迫られるものとして先鋭化.震災後,知性や理性では議論せず,非常に感情的で一方的な物言いをする人たちが増えたと2人は指摘.2人は,現在の日本に蔓延するイデオロギー(思想)の危険性を指摘.思想の前に哲学(知)があるべきなのに,科学,論理,哲学という言葉は全て,イデオロギーの前提であり,土台であり,決しておろそかにしてはならない,思想と哲学の順序が違うと警鐘を鳴らす.

    日本の科学教育の不十分性に触れ,フランスやドイツの科学に対する態度,日本との差異についての話は特に興味深く読んだ.
    ドイツはヨーロッパの中では近代化がやや遅れ、「追いつけ追い越せ」で鉄血宰相ビスマルクがドイツ帝国を統一。日本も明治になってから「追いつけ追い越せ」であった。その結果、科学技術を急速に導入した。
    科学技術の先陣を切ったのはやはりフランス。なぜフランスという国は原発が80%も占めているかというと、理性に基づく「科学主義」の国民性があり、それを自分たちで作り上げてきた信頼があるから。
    アメリカでは独立戦争が起こり、イギリスでは、産業革命が起きて、先んじて科学技術を取り入れる。科学主義とも重なるが、イギリスの経験主義もすごいところがあり,そのすごさというのは、絶えず経験に基づいて冷静にものを考える、大げさに物事を捉えないという伝統。東日本大震災の福島原発の事故に対するリアクションを見ても一目瞭然で、イギリス人はとても冷静な考え方していた。みたいな話とか.

  • 人は混乱や大きなショックに見舞われると、冷静な判断が困難になり、またそうしようとする意思もなくなり、単純な二項対立でものを判じようとする。

  • 和図書 914.6/Mo16
    資料ID 2011104224

  • エリート対談。
    震災について、原発について、真摯に語り合う。そして科学ジャーナリズムについても言及する。インターネットの課題についても、話は分かった。
    しかし、哲学的に思考することが困難な時代に突入している論がとりわけ共感できた。
    私たちは今という未来しか生きられないのだから、もっとみんなで考えなくてはならないのだろう。

  • 私が震災直後に感じた違和感のようなものについて触れらていた。また一方で震災直後に抱いた希望のようなものについても触れらている。今になって思うと、そんなものやっぱりなかったのだが。。

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3.11以後 (中公選書)の作品紹介

変わりゆく世界のなかで、「3・11以後」の日本はいま、どこへ向かおうとしているのか。哲学的思索はよみがえるのか、古典的情緒は継承されるのか、ヒューマニズムは変質していくのか。たえず「人間」という難問に戻り、「人間」の価値へと帰着せんとする、スリリングなディアローグ。

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