- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121100047
作品紹介・あらすじ
「はじめにプレスありき」といわれた初発期から、「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の廃刊まで。500年を超える変転のすがたを描くなかで、政治権力と絶えず緊張関係にあり、多様なジャーナリストによって担われた特異な歴史を活写。
感想・レビュー・書評
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●英国メディアの発展は、キリスト教の歴史に強く影響を受けてきたようだ。宗教は、歴史や政治、文化など、あらゆるものへ莫大な影響力を与えてきたのだとしみじみ思う。
●また、メディアの今日の成り立ちを考える上で、戦争との関わりを見ることは英国と日本の双方に言えることであるようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
資料ID:21105430
請求記号:070.233||K -
整理整頓。英国のメディア史を俯瞰するに恰好の書。英文ではこのような書物、さがせばいくらでもありますが、日本語で読めるのは貴重です。文章暢達。常識的な英国史の知識があれば、すらすらと読めます。ひかえめな叙述に終始しており、無駄なことをだらだらと綴っていません。ただそのデメリットとして、踏み込みがあまく、通り一遍の感なきにしもあらず。もっと人物に迫ってみたり、英国史への洞察力を遺憾なく発揮してもよかったのではないかと。私には前半のほうが愉しく、だんだんとジャーナリスティックになっていく後半はやや退屈です。英国史そのものではなく、メディア史への関心から本書を紐解く人は、後半にこそ興味津々なのかもしれません。It is purely up to you。。
私がおどろいたのは、ジョン・リースでもなく、BBCの公益性へのスタンスでもなく、恭子がきょうこではなくぎんこと読むと知ったことだった。