論争・学力崩壊 (中公新書ラクレ)

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制作 : 中井 浩一  「中央公論」編集部 
  • 中央公論新社 (2001年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121500021

論争・学力崩壊 (中公新書ラクレ)の感想・レビュー・書評

  • 2001年刊。◆刊行は10年以上前だが、過去の問題とは言い難い。様々なテーマにつき、関連する識者の鼎談方式で展開する。具体的には①学力低下論の前提としての学力の定義。旧学力と新学力との共通性と差異性。そして、低下(崩壊)しているのは新旧学力のいずれか、何れもか、それは是か非か。②社会や就くべき職業、職業内容の変貌(重厚長大産業から知的産業へのシフト)と大学・高校の教育内容との連環性、あるいは制度疲労。③習得方法の科学的分析と投入租税の増減。◆このように「学力」向上のための視座となりうる広範なテーマに言及。

  • [ 内容 ]
    惨憺たる「学力低下」の現状、「ゆとり教育」の是非…。
    左右対立の図式が崩壊し、多彩な論者によって闘われた巨大論争の全貌。
    ―もう「学力」は教育行政に任せてすむ問題ではない。

    [ 目次 ]
    1 問題提起(ポスト学歴社会の選択(和田秀樹) 日本の教育は世界の孤児になる(和田秀樹) 大学生の頭がどんどん悪くなる(西村和雄/岡部恒治/戸瀬信之) ほか)
    2 論争の展開(徹底討論・子供の学力は低下しているか(寺脇研×苅谷剛彦) 学力低下、そして日本は「階層社会」へ(清水義範) 「学力」をどうとらえるか(丹羽健夫/安斎省一/苅谷剛彦) ほか)
    3 教育現場と地方自治(「ゆとり」改革の功罪―全体の底上げか、エリート養成か(田村哲夫×藤田英典)
    緊急アンケート 教育現場はこう考える(中井浩一編)
    公立高校は「第二の国鉄」か(河上一雄) ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • まだ、ちゃんと読んでいないが、目次から受ける印象を。
    集めている識者の立場が普段どのような立場をとっているのかという観点から見てみると、本書のタイトルからあわせて見てみても、学校を批判したいというバイアスが強く見える。
    「論争」というタイトルも卑怯で、「教育に対する不安を煽り、本を売る」という商業主義が見え透いているし、具体的な解決策を述べない、「言い逃げ」である。
    内容自体はバイアスはあるものの、広く意見を収集しているので、読む価値はあるとは思うが、声の大きさに惑わされてはいけない。

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