日本の科学者最前線: 発見と創造の証言 (中公新書ラクレ 17)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121500175

作品紹介・あらすじ

生命科学から化学・宇宙・物理まで、日本を代表する科学者54人が率直に語る、研究の苦しみとよろこび、成果。第一線の研究者たちの瞳の輝き、息吹きを伝え、科学の全体像をとらえる。

感想・レビュー・書評

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  • 確かに、今(といっても既に今は昔)熱い最前線の科学を網羅してあり、最先端に触れるという意味では刺激的。でも、これを読んだだけでは内容は全くと言って良いほど分からないし、当たり前だけど、各人の苦労話は似たり寄ったり。そこそこ楽しめはしましたが。

  • [ 内容 ]
    生命科学から化学・宇宙・物理まで、日本を代表する科学者54人が率直に語る、研究の苦しみとよろこび、成果。
    第一線の研究者たちの瞳の輝き、息吹きを伝え、科学の全体像をとらえる。

    [ 目次 ]

    【生命科学】

    伊藤正男  「長期抑圧」現象の発見、記憶の謎に迫る
    小西正一  聴覚の立体地図を作る
    増井禎夫  細胞分裂の仕組み解明に先駆的成果
    浅島 誠  分化を導くたんぱく質の発見
    竹市雅俊  細胞接着因子を特定
    日沼頼夫  白血病を起こすウイルス発見から人類学へ
    西塚泰美  情報伝達酵素を発見
    宮田 隆  分子レベルで進化に迫る
    太田朋子  分子進化の「ほぼ中立」説を提唱
    利根川進  「抗体の多様性」の謎を解明

    【医学】

    石坂公成  アレルギーが起こる基本的仕組みを解明
    多田富雄  免疫の調節機構の存在を裏付け
    岸本忠三  免疫物質の遺伝子を特定
    谷口維紹  世界初のインターフェロン(β)遺伝子解析
    杉村 隆  発がん物質をつきとめる
    大河内一雄 血清肝炎の抗原をつかまえる
    大村 智  熱帯病の特効薬作る放線菌を発見
    原田正純  胎児から成人までの水俣病の実態に迫る

    【化学】

    向山光昭  合成化学で世界をリード
    野依良治  「不斉合成」理論の形成と実証
    中西香爾  天然化合物の構造を動的に解明
    岸 義人  猛毒物質パリトキシンンを人工合成
    樋口隆昌  樹木の硬さの謎に挑む
    鈴木昭憲  昆虫の変態ホルモンを解明
    井口洋夫  電気を通す炭素化合物を発見
    白川英樹  導電性ポリマーの開発

    【生態学】

    伊谷純一郎 独自の手法で、サルの社会構造を解明
    青木淳一  日本のダニ研究を世界のトップレベルに
    埴原和郎  日本人のルーツを骨から探究
    四手井綱英 森林生態学を創設、地球環境保護へ

    【地質・気象】

    丸山茂徳  まったく新しい地球観「超プルーム」提唱
    平 朝彦  地層の記録からプレートの沈み込みを実証
    真鍋淑郎  全地球を覆う気候モデルを開発
    阿部勝征  津波メカニズムの解明と災害情報
    金森博雄  「リアルタイム地震学」を提唱

    【工学】

    中村修二  夢の青色光源を発明
    西澤潤一  光通信の基本を考案
    嶋 正利  世界初のマイクロプロセッサ開拓
    坂村 健  国産OS「トロン」を開発
    池田武邦  超高層ビル時代を開拓
    藤島 昭  光触媒の応用へ道開く
    飯島澄男  カーボンナノチューブを発見
    江崎玲於奈 エサキ・ダイオードを生み出す

    【宇宙】

    小田 稔  宇宙から届くエックス線の謎を解く
    林忠四郎  極微の素粒子から極大の宇宙を構想
    佐藤勝彦  宇宙膨張のメカニズムを解明

    【物理】

    南部陽一郎 物理学の「標準理論」構築に貢献
    小林誠・益川俊英 素粒子理論で革新的成果をあげる
    近藤都登  実験物理学で「トップクオーク」の存在証明
    小柴昌俊  「ニュートリノ天文学」を切り拓く
    戸塚洋二  素粒子「ニュートリノ」の質量を確認
    外村 彰  干渉型電子顕微鏡で磁力の謎に挑む

    【数学】

    広中平祐  複雑な図形から方程式を導き出す

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 大学の授業で聞いたことのあるいろいろな物質や仕組みが発見された時のことが分かって、とても興味深かったです。
    研究は大変そうだけど、その分何かが分かったときは面白いんだろうなと思えました。

  • 南部先生の事はこの本で知っていました。

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