若者はなぜ怒らなくなったのか―団塊と団塊ジュニアの溝 (中公新書ラクレ)

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著者 : 荷宮和子
  • 中央公論新社 (2003年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121500953

若者はなぜ怒らなくなったのか―団塊と団塊ジュニアの溝 (中公新書ラクレ)の感想・レビュー・書評

  • 国家の品格は「よくできた、おじいちゃんの愚痴」だと思ったのですが、この本は「最高レベルの、おばちゃんの愚痴」だと思います。

  • 2003年刊行。◆63年生の神戸大卒の女性文筆家。著者はいわゆる新人類世代に属するのかな。彼女が属する世代の第三者評はシラケ世代だったように思うが、その著者をしてこういう書を書かせるに至ったことが興味を引く。◇また、読後感が「怒り」というのも興味が沸く。新書の中にはエビデンスを書かずに、自説を強調するだけの書なんてのは、それこそ山のように存在する。本書もその一にすぎない(本書で開陳する著者の∀ガンダム批評なぞその典型)。◇だが「怒るべき時に、その怒りを生む相手に怒らなければならない」(ただし理性的に)。これは間違っているとは言えず、エビデンス付きで怒り、批評すべきは当然だろう。エビデンス付きで怒るには相手の意見を聞き、その根拠に想いを馳せ、しかる後に反論を構築し、反論のためのエビデンスを用意する。これは斬新的に物事を修正していくのに不可欠だからだ。◇なお、漫画家島本和彦氏のマンガを「怒る」手本として開陳したのには爆笑。

  • 副題の、団塊と団塊ジュニアの溝、に反応して読んだ。私は団塊である親と決裂したものの、そんなにまぁ、どこでもかしこでも、怒るべき時に怒る訳でもなく…自分で考えて実行したい欲が強い、とは言える。流されたくない時もあるのだ。

  •  “団塊の世代”は「自分よりも明らかに目上である、という人間が見当たらない場所では、何をしてもかまわない」という価値観に則って行動している。“団塊ジュニア”の若者世代は怒るべきときに怒ることのできない「決まっちゃったことはしょうがない」と考えてしまう世代だ。二つの世代に挟まれた私の属する“くびれの世代”は怒るべきときには怒ることができるし、自分ならではの価値観を持って行動する!というのが筆者の主張。論じる対象の中心が若者世代とはいえ、自分の属する世代に無批判なのはやっぱり気に掛かる。

     団塊の世代や若者世代に関して抱く印象は、確かに自分も似たような思いを抱かないこともないのだが、論拠が個人的な体験ばかりじゃあちょっと説得力に欠けると言わざるを得ない。「決まっちゃったからしょうがない」の価値観から演繹される若者の行動なんかでは社会現象に触れたりもしてるんだけど、どう考えてもチョイスが恣意的な上に解釈が強引で、こじつけにしか見えないんだよなあ。数字を出して示せとは言わないまでも、もうちょっとロジカルに説明してくれないとなあ…これでは若者を戒めるだけのほとんど道徳書。まあ、怒るべきときは怒るべしという筆者の主張はもちろん僕も共感するところで、僕の見るところも今日の若者には思想だとか世間の空気に対する懐疑だとかが薄い気がするので、そこんとこどうにかならないかなとは思うのですが。

  • 決まっちゃったことはしょうがない。それに対する批判。

    ただ、主観が多息がしてしまう。もう少し客観的になぜそうなっていしまうのかの分析が欲しい。

  • 決まっちゃったことはしょうがない、で済ませてしまう今の若者と、それを生み出した団塊の世代、ジュニアに喝を入れる。著者はくびれの世代なのだが、団塊とジュニアによっていろいろな弊害を被っていると主張。目のつけどころは面白い。

  • この著者…語り口が主観的すぎてイラッとする。
    書いてあることはわかるのだが、感情的に聞く耳もちたくなくなるのは、いかがなものか。

  • [ 内容 ]
    若者をめぐる社会経済状況はきわめて厳しい。
    雇用環境の悪化、社会保障の負担増、戦争…。
    学生運動に身を投じた「怒れる若者」は絶滅したのか?
    “女子供文化評論家”の著者が斬り込む。

    [ 目次 ]
    序 「将来のことなんか考えたくない」
    1 「決まっちゃったことはしょうがない」
    2 「決まっちゃったことはしょうがない」で納得する若者たち―団塊ジュニアのメンタリティ
    3 こんな若者に誰がした!?―「団塊の世代」の罪
    4 「どうせ少数派!」な私たち―「くびれの世代」の憂鬱
    5 日本の未来
    終章 「怒るべき時に怒れる人間」になるための方法

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 筆者の考えは正しくて、
    若者や団塊世代の考え方は間違っている。

    そんな風に聞こえてしまう。

    たぶん何が正しいかではなく、何がその人にあっているか
    だけだと思うのだが。

    読めば読むほど、自分は正しいという主張の気がして
    途中で読む気がうせてしまった。

  • 団塊の世代と、その子供たちを異様に敵視しているように見えるが、その文章の書き味は痛快で、そこに該当していない人にはウサ晴らし的に読める。
    感情論的に書かれてる印象を受ける点が多いが、現代文化の特徴を端的に言っている迷言?も多い。

  • 偏ってるし根拠も無いけどそれがどうした。
    団塊さんにイラついている身には溜飲が下がる。団塊さんからしたら腹立たしいだろうけれど。
    足を踏まれたら痛いと言わなくちゃいけない。

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若者はなぜ怒らなくなったのか―団塊と団塊ジュニアの溝 (中公新書ラクレ)の作品紹介

若者をめぐる社会経済状況はきわめて厳しい。雇用環境の悪化、社会保障の負担増、戦争…。学生運動に身を投じた「怒れる若者」は絶滅したのか?"女子供文化評論家"の著者が斬り込む。

若者はなぜ怒らなくなったのか―団塊と団塊ジュニアの溝 (中公新書ラクレ)はこんな本です

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