世界の紛争地ジョーク集 (中公新書ラクレ 124)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501240

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。ただ面白いだけじゃなく、そのジョークの背景にあることも知れる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そのジョークの背景」
      ジョークが言えるくらいに、周りが見えるようになりたいね。。。
      「そのジョークの背景」
      ジョークが言えるくらいに、周りが見えるようになりたいね。。。
      2014/04/07
  • 購入して読み。

    ・世界地図を片手に読むとよいと思う。

    ・ロシアのジョーク、「アネクドート」は米原万理の本でも触れられてたなー。

    ・カンボジアの地雷、足を失う人が多い、と言うのは知ってたけど、人ひとりの命を奪うよりも、片足をなくした人間を一人生む方が恐怖心や経済的、人的なダメージが大きいのを狙った、という話はぞっとした。

    ・あとがきがつらい。本当の絶望の底にはジョークなんてない。「笑いは世界を救う」、ジョークは平和へのメッセージなのだと。

  • タイトル通りのちょっと抑圧されることの多い地域・民族の人達のジョーク集。
    中近東・アラブ・旧ソ連・東欧・アジア・ロマクルドなど。

  • 面白いが類書とけっこうかぶっている。

  • うひひ。こっちはニヤリレベルだけど、笑いがWWに広がっているから、背景とかが気になって勉強になるかも。

  • [ 内容 ]
    イラク、北朝鮮…紛争、圧政、貧困の地にある無数の悲劇。
    そこで民衆の心を絶望、怒り、憎しみから解放してきたジョークの名作、秀作を多数収録。
    日本人のストレスにも効きます。

    [ 目次 ]
    第1章 中近東(イラク パレスチナ ほか)
    第2章 旧ソ連(ロシア エストニア ほか)
    第3章 東欧(チェコ ポーランド ほか)
    第4章 国を持たない人たちのジョーク(ロマ(ジプシー) クルド人)
    第5章 アジア(朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮) ミャンマー ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  •  ニュースを見ていて「今この国でこんな事が起きている」という部分は分かっても、「何故そういう事が起こったのか」というのは調べてみないと分からないのと同じで、この本に書かれているジョークそのものは理解出来ても、何故そのジョークが生まれたかというのは、やはりその国の情勢を知らないと分からないですね。
     同じようなジョークが登場人物の名を変えて、色んな国にあるのが面白い。以前米原万里氏の著作で登場したジョークも幾つかありました。
     人間の考える事やる事というのは、国や言葉や宗教が違っても、余り大差ないのですね。その事が面白くもありますが、少し哀しいような気もします。

  • 面白さがわかるやつとわからないやつがある。当然だけども。

  • 『世界の紛争地ジョーク集』(早坂隆、2004年、中公新書ラクレ)

     本書は、紛争下にある各国を訪れた筆者の早坂氏が現地の人から集めたジョークを収集したものです。中近東から東欧、アジアまで、様々な国の簡単な現状紹介と、ジョークが載っています。本書を読めば、紛争下にある国の現状と、それを諷刺する人々の心までをも知ることができると思います。

     ジョークとは国民性を表すだけではなく、その国の現状や文化をも表すものです。例えば、サダム・フセイン下のイラクではこんなジョークがあったそうです。

     サダム・フセイン大統領が何者かによって誘拐された。数日後、犯人グループから身代金の要求があった。
    「1000万ドル用意しろ。さもなくば大統領を生かして帰すぞ」


     このジョークは、サダム・フセインをジョージ・W・ブッシュに変えたりと、様々なバージョンがあります。フセイン統治下の国民がいかに大統領の圧政に苦しんでいたかを表しているジョークではないでしょうか。

    (2009年5月5日)

  • 081101

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著者プロフィール

早坂隆
1973年、愛知県生まれ。ノンフィクション作家。『世界の日本人ジョーク集』(中公新書ラクレ)をはじめとするジョーク集シリーズは、累計100万部を突破。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。他の著作に『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎』(文春新書)等。主なテレビ出演に「世界一受けたい授業」「王様のブランチ」「深層NEWS」等。Twitterアカウント:@dig_nonfiction

「2023年 『世界のマネージョーク集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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