日本のニート・世界のフリーター: 欧米の経験に学ぶ (中公新書ラクレ 197)

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  • 中央公論新社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501974

感想・レビュー・書評

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  • この本は、エコノミストによる政策的な観点から
    日本のニート問題に向き合った本です。
    世界では若年労働問題に関してどのような対策を打っているのか?
    日本のどのような部分が問題なのか?
    感情論になることなく、とても客観的に多様なデータを用いて論理を展開しています。

    『高校卒業して就職も進学もしない人は全体の一割

    大学卒業して就職も進学もしない人は全体の二割』

    これだけの人数が明確な意思を持って無所属・・・

    すると、新卒以外は劣悪な採用状況を考えると
    年間約10万人くらいニートやパラサイトやらフリーターが
    増え続けるってことですね,恐ろしい。

  • 世界の若者の雇用政策についてわかりやすくまとめて比較してあり、非常に理解が深まった。タイトルが「日本のニート・世界のフリーター」だが、ニートやフリーターの実態について書かれたものではなく、特に「世界のフリーター」については何も書かれておらず、本文中には"日本社会特有の現象であるフリーター"との表現があり、タイトルは必ずしも内容を表していない。最近のこの手の本でよくあることであるが。

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