大学入試の戦後史: 受験地獄から全入時代へ (中公新書ラクレ 243)

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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121502438

感想・レビュー・書評

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  • (2007年の時点で)
    入試の選抜機能が働くのはMarchレベル。その中の法政は様々な教育改革・入試改革を重ねて志願者を保ち学力選抜を行っている。
    AO入試・推薦千入試は資格選抜性・開放入学生の役割を果たしている。アメリカの例を見ながら日本は対処法よりその課題に目を向ける必要がある。
    書名だけイメージからすると、第7・8章の内容がより幅広く・深く記述されているといいのかなと思った。

著者プロフィール

1954年東京生まれ。京都大学卒業後、現在国語専門塾鶏鳴学園塾長。国語教育、作文教育の研究を独自に続ける傍ら、90年代から進められている教育改革についての批評活動をした。教育改革についての著作は、『高校卒海外一直線』(2002年中公新書ラクレ)、『徹底検証・大学法人化』(2004年中公新書ラクレ)、『大学入試の戦後史』(2007年中公新書ラクレ)、『被災大学は何をしてきたか』(2014年中公新書ラクレ)。編著に『論争・学力崩壊』(2001年中公新書ラクレ)、共著に『研究不正と国立大学法人化の影』(2012年社会評論社)などがある。国語教育では、『脱マニュアル小論文』(2006年大修館書店)、『「聞き書き」の力-表現指導の理論と実践』(2016年大修館書店)、『日本語論理トレーニング』(2009年講談社現代新書)がある。こうした活動の根底にあるのがヘーゲル哲学の研究である。30歳代の10年間を牧野紀之氏のもとでヘーゲル哲学研究に没頭し、その発展の立場を獲得することをテーマとしてその後も研鑽してきた。その成果として、『ヘーゲル哲学の読み方』(2020年社会評論社)がある。

「2022年 『現代に生きるマルクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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