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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121502698
感想・レビュー・書評
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【速読】植民地時代、南北分断、韓国の軍事政権時代、日本との文化融和と、戦中から激動の歴史を辿る朝鮮半島は、その都度大衆に口伝で広まった音楽があり、そのルーツを探っていたのが音楽家の著者でして、まるで人生をかけているかのような熱情が伝わる文章ですね。西側ではどの国でもそうでしたが、韓国でも赤狩りに対しての大規模な抗議運動があり、そこで広まったのがアマチュアミュージシャンが作った朝露だったてのも、南アで人気になったロドリゲスをある意味凌駕するストーリーだなあと。韓国市場のレコード!正規盤が少ないようで。
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日本に植民地化された頃の「アリラン」から民主化を遂げていくまでを追いながら、折々に韓国の人々を鼓舞した歌を紹介する。歌ひとつをとりながら、植民地化された朝鮮半島と日本の関係、2つに割かれてた韓国と北朝鮮、国交回復や経済成長のなかでの韓国と日本、民主化を求めて闘う韓国。それぞれの時代に人々の心を代弁し、励ましとなった歌があった。「歌は世につれ……」というけれど、まさにそんな感じ。