司法改革の時代―検事総長が語る検察40年 (中公新書ラクレ)

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著者 : 但木敬一
  • 中央公論新社 (2009年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503190

司法改革の時代―検事総長が語る検察40年 (中公新書ラクレ)の感想・レビュー・書評

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  • 少し前に読んだ本「無罪請負人刑事弁護とは何か? :が検察の問題を暴いて衝撃的だったんですが、あれはあくまで弁護士という立場から書かれたもの。しかしこれも二面性、光と影、裏と表を見たほうが良かろうということで、司法改革を弁護士とは逆の立場の人が書いているところが目について購入した本。

    検察40年という経歴話から始まるんですが、最初から「検事は面白い」などと堂々と開き直られてしまって鼻白むところもあり、結局最後まで、期待していた内容とは全く別物でした。

    そもそも日本の検察は優秀で、有罪率99.9%を誇っており、確かにほとんどの裁判は量刑を争うだけで、有罪か無罪かを争うのではなく、逆転判決が出るような裁判は、ほんのひと握り。この、ほんのひと握りの中に、検察の暗黒体質に起因した冤罪が潜むという問題認識を期待していたのに対して、本書では99.9%のほうを取り上げて、これを時代に合ったやり方(裁判員制度の導入など)をしていきたいというお話であった。

    まぁ、検事総長というお立場だと、そういうことにしかならんのかねぇ。

    (2014/8/8)

  • 司法制度改革について勉強しないと。

  • 2010/3/8
    本書は、前検事総長である筆者が、その検事・法務官僚としての半生とともに、司法制度改革の背景や経緯、日本社会の特質とそれが司法制度改革へ与える影響等を描き出している。

    日米構造協議から外国弁護士導入論議、そして司法制度改革審議会の設置へと至る経緯に関する記述は、「外圧による日本社会の変革」という本書の底流をなす通奏低音と、そこに大きな役割を担った筆者の実体験に基づくディテールとが相俟って、説得力と臨場感がある。

    しかし、結局、法曹三者が少数派であった司法制度改革審議会において、なぜ、「国民の司法制度参画」の手段として、刑事裁判、それも重大事件への国民参加という制度が作られるに至ったのか、評者が最も知りたかった疑問への十分な解答はない。

    また、裁判員制度への評価はまだ時期尚早としても、法曹人口の大幅増加を目指したロースクール設置・新司法試験実施による司法試験不合格者や就職できない弁護士、質の低い弁護士の発生という「司法制度改革による影」についても、「当事者」の1人として、筆者には何らかのコメントをして欲しかったところである。

  • [ 内容 ]
    現場検事の頃の回想から、検察トップ時代の大事件の経緯まで、検察・法務の現代史を語ると同時に、日本人の民族性など幅広い視座から、裁判員制度に至る司法改革の歩みを論ず。

    [ 目次 ]
    第1章 検事は面白い
    第2章 検察と政治の間で
    第3章 日本の原風景
    第4章 深まる法化社会
    第5章 万民参加の時代
    終章 過去から未来へ

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司法改革の時代―検事総長が語る検察40年 (中公新書ラクレ)の作品紹介

現場検事の頃の回想から、検察トップ時代の大事件の経緯まで、検察・法務の現代史を語ると同時に、日本人の民族性など幅広い視座から、裁判員制度に至る司法改革の歩みを論ず。

司法改革の時代―検事総長が語る検察40年 (中公新書ラクレ)はこんな本です

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