未来型サバイバル音楽論: USTREAM、twitterは何を変えたのか (中公新書ラクレ 370)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503701

感想・レビュー・書評

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  • 日本に住んでる音楽ファンは一度読むべきだと思う

  • 2010年の発行で内容は古くなっているのだが、音楽業界の歴史と展望、あり方が対談形式で面白く書かれている。

    音楽業界に限らず、ビジネスのヒントが置かれている内容だった。

  • 音楽にかかわらず物作りや、表現者である人はぜひ。仕組みを意識。オススメ☆

  • 漠然と聴いていた音楽のこれまでとこれからについて輪郭が見えてきた気がします。そしてこれからは創作者と受け手の関係性や作品の純度といったものが大切になってくるとも感じました。

  • 2010年の年末から2011年の年始にかけて、音楽とインターネットの関わりにおいて大きな出来事が立て続けに起こった。
    一つは、中嶋ユキノwith 向谷倶楽部「アイシテルの言葉」Ustreamレコーディングであり、また宇多田ヒカルや、坂本龍一のUstream生中継である。
    Ustreamで無料でコンテンツを公開することが、結果としてiTunesでトップセールスを記録する、と言った形で、ちゃんとアーティストの収入につながることが実証されたのだ。
    この本は、こういった音楽とインターネットの未来を語る内容ではあるのだが、その背景となる、これまでの日本の音楽制作現場の在り方=レーベルについて、懇切丁寧に書かれた本である。
    数多くのレーベルについて、その設立、コンセプト、大手レコード会社との関わり、参加アーティスト、そして消滅の理由が詳しくかかれており、かなり読み応えのある内容となっている。
    それらの内容に裏付けされた、音楽のこれからについての考察は、強烈なリアリティを持って伝わってくるのだ。

  • 音楽業界のこれまでと、現在なぜ崩れかかっているのかということがすごくよくわかった。自分は音楽を発信する側ではないけれど、享受する側として考えさせられる面も多かった。インターネットなどの発達・技術革新によってそれまでの構造が覆されて…というのは何も音楽だけに当てはまる話ではないので、例えば電子書籍とか、そういうものに置き換えて読んで考えてみるのも面白そう。

  • こちらに書きました↓
    http://esk.blog9.fc2.com/blog-entry-951.html

    新書で手軽かつ、読みやすい内容・構成でしたが、今後多く参照される「未来型音楽の必読スタンダード資料」となると思います。

  • 2010年までの音楽の媒体と、「レーベル」についてまとめた本?違うかもしれない。
    これからいろいろなものを発表しようとしているクリエーターの方はいろいろ考えることが多そうな気がします。
    受け取る側は選択肢が増えていいような、悪いような。積極的にクリエーターの人と関わっていかないと自分の本当に欲しいものとは出会えないまま終わってしまうのかもしれない。そのための「レーベル」であって欲しい。手がかりとなるような。

    TwitterとUSTはやはり「購入」方法をかえてるのだろう。

著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、「ポリタス」編集長/「ポリタスTV」キャスター。著書に『情報戦争を生き抜く』『ウェブで政治を動かす! 』(ともに朝日新聞出版)など。

「2023年 『宗教右派とフェミニズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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