- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121503954
作品紹介・あらすじ
「賃カツ・リストラ」の嵐にも、この戦略で憂いなし。あえて出世をめざせ、「ゴマすり力」を磨け、50歳でキャリア・チェンジ…等々。役所仕事のノウハウは、必ず活かせる。
感想・レビュー・書評
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これからは賃金カットや分限の運用の変化で公務員だからと安穏としてられないので、組織の中に残るにせよ、出るにせよ、いろんなサバイバル術が必要であると。
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26.8.1読了。
元公務員の大学教授が著した、公務員制度改革や公務員バッシングが激しくなる中、自分の役所内外における市場価値を高めて生き残っていこうという内容の新書。
内容は新書ゆえにやはり簡潔なものになっているが、公務員向けのキャリアプランに関する本は非常に少ないので、とても貴重な本であると思う。 -
「ゴマすり力」を磨くべしとか、かなりげすい内容であり、著者の主観とも思える部分も少なくなかったが、公務員が読むにはなかなか面白いと思う。できる上司は「なるべく書いた人の文章を生かす修正をする」という指摘はなるほどと思った。自分の担当している仕事について論文を書くべきという指摘も参考になった。
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後半がおもしろかった。
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本としては軽いし、内容も秘密ではないが安泰のために公務員受けてる人は読んでおいた方がいい。論文など書く動機付けに。若い人向けだと思うけど組織でてから濡れ落ち葉にならないように。
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110318
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中野雅至
2
今年も読んだ数数えようか。
と思ったらまだこれ2冊目?
意識して読書量増やそうと思います。
さて、
公務員(事務職)について書かれています。
一般の行政職員が主な対象。
公務員であることのメリット
残った点を2つ。
・文書作成能力が必然的につく
・行政組織の内部に精通
前者は論文等を書く際に役立ち、
後者は民間から求められる能力のひとつだと。
うーんそこまでポジティブに考えたことはなかった。
バッシングの標的にされている現状や
先細る給与や待遇等、
現状や先行きは皆様お見込みのとおり。
それを前提として公僕の当事者は、個人としてどう生きていくべきか。
思ったより面白かった。 -
上手にごまをすること、論文を書くこと
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去年の秋〜冬、自分の仕事人としての立ち位置に悩んでいた時に手に取り、結局さらっと見ただけで放置していたため、読み直し。
今はすごく冷静に読める笑…。
厚労省キャリアから大学教授に転身した著者の言っていることは本当にシンプルで、公務員を取り巻く環境が厳しくなるなか、生き残るためのサバイバル術は、一、クビにならないこと、二、いつでも辞められるor独立できること、である。そのために、1.出世を目指す、2.「ゴマすり力」を磨く、3.「外部」を巻き込んだ仕事のやり方を身につける、4.ホワイトカラーの基礎能力を高める、5.50歳を起点とした独立を目指す、ことの5つの重要性を解説していく。
私がもっとも印象に残ったのは、「ゴマすり力」。「公務員がゴマをするのは、民主主義社会では大した権限もないのに、仕事を進めなければいけないから」、という一節で、ふっと日々の上司や先輩の行動が腑に落ちるとともに、政策を円満に進めるために必要なことなのに、ゴマをするなんてと、自分勝手に振る舞い、言いたい放題だった自分を非常に恥ずかしく思った。
これからどういう道に進むかはわからない。けど、日々の仕事に貪欲に取り組み、政策を進めるという使命を背負うものとしてゴマをすることを学び、ちゃんとやっていこうと思えた。
確かに現役公務員でなければあまり共感しないかもしれないが、悩める公務員にとっては良書かも⭐