喫煙と禁煙の健康経済学 - タバコが明かす人間の本性 (中公新書ラクレ 408)
- 中央公論新社 (2012年1月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121504081
作品紹介・あらすじ
学歴・賃金・余命と喫煙の関係は?喫煙者は合理的経済人か?タバコ税増税や喫煙規制の効果は?-健康経済学はノーベル賞受賞者の貢献もあって発展著しく、行動経済学と並んで注目の分野である。そのエッセンスを直感的に理解できる入門書。著者独自の「経済学的禁煙法」も紹介。
感想・レビュー・書評
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タバコに関するエビデンス、理論の宝庫。しかし、肝心の「タバコを辞めたい人」への議論はかなり少なかった。
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健康経済学とあるが、具体的な金銭のことはあまり書いてない。
疾患など、すべてをタバコが原因で片付けるのは公平ではない。一側面からのみの理論展開は学術的ではない。
この本では、喫煙者=低所得者となるが、高所得者の喫煙者もいるのを無視している。 -
自分の喫煙きっかけはピア効果。喫煙者なのに政府には増税欲しいと思ってしまう矛盾。所々、核心をついてくる本で面白かった。禁煙について、経済学的な視点で考えるのは良いきっかけになるかも。
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荒井 一博 (著)
学歴・賃金・余命と喫煙の関係は? 喫煙者は合理的経済人か? タバコ税増税や喫煙規制の効果は?--健康経済学にはノーベル経済学賞の受賞者も貢献しており、行動経済学と並ぶ発展著しい分野である。 そのエッセンスを直感的に理解できる入門書。著者独自の「経済学的禁煙法」も紹介。