読売新聞朝刊一面コラム - 編集手帳 - 第二十一集 (中公新書ラクレ 411)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121504111

作品紹介・あらすじ

大震災から数ヶ月が経過したが、政治も社会も落ち着かない11年下半期。首相の交代、大臣の失言、天災の連続。海を越えれば、欧州危機からカダフィ、金正日の死去…時事問題に触れながらも、季節の折々に被災者に思いを馳せる。この半年を名コラムニストはどう切り取ったのか。

感想・レビュー・書評

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  • 最近はまっている読売新聞の「編集手帳」のまとめ本。

    気に入ったフレーズなどをいくつか。

    ユーモアとは「にもかかわらず」笑うことである

    私はひどく嫌いなんだ/自分の持ち物を自分の身体の一部と感じない人が/人込みの中、持ち物を他人にぶつけて平気な人が…..

    →同様に、自分の持ち物を床に置く心も理解できない

    遠く離れて 会いたいときは 月が鏡に なればよい

    日本人全体がな…...これまでは、幸せな幼児だったのじゃな。二千年もの間、この暖かく、やさしい四つの島のふところに抱かれて

    朝に見て昼には呼びて夜は触れ確かめをらねば子は消ゆるもの(河野裕子)

    言葉は文脈のなかで生きている。一語を抜き出して「けしからん」と避難しても意味がない。

    われわれは後ろ向きに未来へ入ってゆく

  • 閲覧室 304||タケ||21

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著者プロフィール

コラムニスト。1955年神奈川県生まれ。79年北海道大学卒業後読売新聞社入社。経済部等を経て、98年に論説委員。2001年より読売新聞朝刊一面コラム「編集手帳」を執筆。著書に『名文どろぼう』『名セリフどろぼう』『「編集手帳」の文章術』(いずれも文春新書)等がある。2015年度日本記者クラブ賞受賞。

「2018年 『竹内政明の「編集手帳」傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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