読売新聞朝刊一面コラム - 編集手帳 - 第二十二集 (中公新書ラクレ 424)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121504241

作品紹介・あらすじ

東日本大震災から一年。一月には箱根駅伝に心を動かされ、四月には新しく社会に出る若者たちにエールをおくり、五月には東京スカイツリー開業に人生の句読点を想う。政治家には少々辛口。日々の出来事を取り上げつつ、「あの日」を思い出す。偉人の至言も心にしみる。2012年上半期収録。

感想・レビュー・書評

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  • 気に入ったフレーズなどをいくつか。

    記憶がお粗末だと、回想記を綴るのに苦労しない

    文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていかなければならぬ

    メディアについて不満を述べる政治家は、海について不満を述べる船長のようなものである

    知っちょっても知らんふりをすることよ

    視野が狭くなる。自分は肉眼で大局を知ればよろしい

    お客様本位が銀行です。支店長は丁寧に融資の申し込みの話を聞いてあげなさい。いい気持ちになってお帰りいただいて、自分の家の戸を開けて「ああ、融資を断られたんだな」と気づくようにしてやれたら一人前です。

    時計の針が前にすすむと「時間」になります。後にすすむと「思い出」になります。

    親は子供に代わって人生を闘ってやることはできない。できるのは闘い方を教えることだけである。

    ふと見れば 少し前まで 使ってた ぽつんとそこに 公衆電話

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著者プロフィール

コラムニスト。1955年神奈川県生まれ。79年北海道大学卒業後読売新聞社入社。経済部等を経て、98年に論説委員。2001年より読売新聞朝刊一面コラム「編集手帳」を執筆。著書に『名文どろぼう』『名セリフどろぼう』『「編集手帳」の文章術』(いずれも文春新書)等がある。2015年度日本記者クラブ賞受賞。

「2018年 『竹内政明の「編集手帳」傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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