中国はなぜ「学力世界一」になれたのか - 格差社会の超エリート教育事情 (中公新書ラクレ)

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著者 : 天野一哉
  • 中央公論新社 (2013年6月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121504562

中国はなぜ「学力世界一」になれたのか - 格差社会の超エリート教育事情 (中公新書ラクレ)の感想・レビュー・書評

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  • 中国の教育は詰込む上でも優先順位がある。
    ①古典②その他。古典を何よりも重要視している。

    最高峰の北京・清華大に入学できる者は1万人いて10人未満と日本の東大と一桁違う。
    競争力の源は、やはり圧倒的な学生数によるもの。
    今、中国は800万人以上の大学生が1年間で生まれている。

    中国で校内暴力やイジメが圧倒的に少ないのは、
    教師がある意味権威になっていて、儒教の影響が強い。

    教育に儒教と共産主義の思想が色濃い。
    もしイジメをしたら規範を犯したということで、
    徹底的な制裁が加えられる。

    よって大人を舐める子は、日本と比較にならないぐらい少ない。
    何よりも自分に自信を持っている子が非常に多い。
    一方、日本はという、7割将来を悲観し、半数以上が自分に自信がない。

    結果を見るまでもなく、現状、中国の方が優れた教育を行っている。
    日本人の若者の学習意欲が低く、将来を悲観し、自分に自信がないというのは、
    今の日本の教育が、ほとんど機能していないことの現れです。

  • 『中国はなぜ「学力世界一」になれたのか 』 天野一哉著

     現代では、教育は総合的な国力に欠かせないものである。教育の先進化は一つの国の保障といえる。教育から人材を作り出す。教育によって人材に変わる本書では二つの実例を取り上げている。また、この二つの実例は、「中国の教育はいくつかの時期に分かれるか。」「どのような激変があるか。」まず、文化大革命と改革開放を経験した二人の教育の経験を分析し、また、教育先進地域の上海と北京を中心に、幼児教育から高等教育、さらに海外留学、就職前線までの教育を探っている。また、学校は人材を育てる揺籃である。そのため、学校の知名度も学生の質に影響を与えているという。
     この本では幼稚園から会社に入るまでの教育が含まれ、以下のようないくつかの部分で展開する。まず、中国はなぜ短期間で教育が急成長になったか。また、「原動力でもある矛盾でもある応試教育(単純に試験の高得点と一面的に進学率の向上を求めるという教育)のメッリトとデメリットとは何か」さらに、「学力世界一や日本と並ぶ高等教育を実現した欧米型の能力観や教授法を導入する教育改革、エリート教育の実態とはどのようなものなのか」である。
     また、著者は学力世界一の座に就いた中国は科挙型を脱し、新しい素質教育(徳育、知育、体育、美育などの諸方面を調和的に発展させる教育)は成果を生んでいる。創造力・実践力を養う欧米型の学力観、幼稚園からの英語教育、IT機器を駆使した授業などが目立つ改革である。日本はこのグローバル戦力に対抗し、挽回できるか。著者は日本教育の不足を中国教育と欧米教育の優れた点に入れ替え、とくに、中国教育の今後の進む方向、そこから日本はどのようなことを読み取るべきか、世界教育動態ともあわせ、読者に伝えている。
     この本を読んで、皆さんに考えてほしいことは、「教育というのは一体どうあるべきか」「教育に一番求められているものは何か」である。中国人の私はこの本を読んで、とても共感できた。90年代生れの私は素質教育を受けたのに、実感がなかった。しかし、中国の教育はデメリットだけではなく、メリットもたくさんある。疑問を持ちながら、この本をぜひ一読してほしい。

  • 中国の抱える教育問題を見事に活写したルポ。
    当然ながら中国の教育にはいいところも悪いところもあって、お国が違えど教育ってのは難しいもんだなあと考えさせられる次第。

    にしても序盤に出てきた彼が、終盤で結構悲惨なことになっていたのはショックだった。それも現実ではあるのだけど。

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中国はなぜ「学力世界一」になれたのか - 格差社会の超エリート教育事情 (中公新書ラクレ)の作品紹介

国際調査('09年)で、学力世界一の座に就いた中国(上海)。科挙型を脱し、新しい「素質教育」が成果を生んでいる。創造力・実践力を養う欧米型の学力観、幼稚園からの英語教育、IT機器を駆使した授業など。"影"も目立つ改革だが、日本はこのグローバル戦略に対抗し、挽回できるか?

中国はなぜ「学力世界一」になれたのか - 格差社会の超エリート教育事情 (中公新書ラクレ)はこんな本です

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