あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)

  • 128人登録
  • 3.12評価
    • (2)
    • (7)
    • (18)
    • (5)
    • (1)
  • 15レビュー
著者 : 大村大次郎
  • 中央公論新社 (2014年12月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121505125

あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 「金持ち」「禁断」「蓄財術」というキーワードに魅せられて手に取ってしまった本です。この本を書かれたのが、元国税庁の役人さんで、今までに何冊も類書を読んできているという事実も、読もうと思った理由でもあります。

    金持ちの定義として、自分で出入りするお金をコントロールできる人としていて、主に中小企業や小規模企業で、株主や銀行に気を遣う必要のない人としているようです。

    確かに、本の中にはお金持ちが具体的にどのようにして、脱税をするのではなく、合法に節税をしているのかが書かれています。個人事業主としてではなく、株式会社化する、会社から給料をもらう、会社の会議費・福利厚生費・経費として利用する方法が書かれています。

    しかし本の最後で書かれているように、この仕組みを上手に利用できる人は、自分で事業を起こして売り上げがある程度(私が理解したところでは1000万円以上)ないと難しいようですね。要するに、会社に縛られることなく、新しい事業を起こす、もしくは今の仕事を責任をもって最後までやりきることを条件として、会社との勤務契約を見直してみる、ということが期待されているようです。

    残り少なってきた会社員生活、今後どのような心構えで過ごすべきか、考える良い機会を与えてくれた本でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・接待交際費の適用範囲は広い、中小企業の場合は年間800万円まで使用可能、一億円以上資本金のある企業ではダメ(p20、53)

    ・中小企業の社長は、その会社の年商分のお金すら自由に動かせるが、大企業の役員は自分の報酬分しか自由に使えない、自分で会社を経営することの意味がそこにある(p24)

    ・中小企業の経営者は会社からもらう報酬自体はけして高くない、ということは税金は安く済んでいる(p25)

    ・社会保険料は会社との折半となっているが、会社が全額人件費として払うわけなので、結局はサラリーマンからの取り分から引かれている、これを考慮すると賃金の40%以上も、税金・社会保険料でとられていることになる(p27)

    ・現在は資本金の制約はなくなったので、30万円程度の費用があればだれでも会社が作れる(p32)

    ・会社にすれば、家族を従業員にして収入を分散できるので、税金や社会保険料を安く抑えることが可能、福利厚生費も使える(p34)

    ・会社の経費は、事業に間接的に関連していてもよい(p45)

    ・会社がパソコンを買って社員に貸与すれば、自由に使えることができるが税務調査の時には会社に持ってこれる状態にすべき(p57)

    ・生命保険は受取人が会社、就業規則で会社から保険金相当の弔慰金を払うことにしておけば良い(p64)

    ・経営者と株主が同じ場合には、経営者は株主の機嫌を取る必要がない、会社の利益・配当にこだわらなくてよい、機嫌を取る必要があるのは、上場企業・銀行から借り入れのある企業(p66、72)

    ・従業員が15%程度の家賃を払っていれば、会社が肩代わりする分は福利厚生費として損金計上できる(p52)

    ・社長一人が住む場合も、会社が借り上げる形にして、社長は家賃の3割程度(99平米以内)を会社に払えばよい(p84)

    ・税務署が追徴税を課したりできるのは、当局側が誤りを見つけたときだけ、納税者は申告の潔白を証明する義務はなく、税務署がその証拠を出さなければならない(p119)

    ・4年落ちの中古車は耐用年数が2年、つまり2年で購入代金を経費にできる(p148)

    ・会社登記は司法書士に頼めば、数万円でやってもらえる、以前と異なり資本金も従業員も不要(p177)

    ・独立して業務提携することに向いているサラリーマンは、1)上司の指示を受けずに業務を引き受けられる、2)細かい経理作業もできる、3)収入が1000万以上(p180)

    2017年4月30日作成

  • サラリーマンでもできる、とは書いてありますが、社内独立して業務委託の形に切り換えられる人は、多分ほとんどいないでしょう。
    書いてあることは著者の本のほとんどに共通していることなので、できるだけ最近の本を読んで、「ふるさと納税」などの比較的新しい話題を吸収するのがよいと思います。

  • 運転免許の費用、英会話の受講料
    昼食代月3500円まで
    朝食は会議費で

    福利厚生費、住宅費15%程度、役員は30%程度
    ユニフォーム

    研修旅行など
    耐用年数の短いクルーザー、中古車は節税できる商品

    事業所得と雑所得の区別はない

  • 結局はお金を稼いでる人にしか使えません。
    サラリーマンには無理な話。

  • 会社を持つことによる税法上のメリットの享受の仕方の解説。とても役に立つ。

  • ネタが尽きたか?
    税制が変わった訳でもなしに、この話題で本を書くのも限界か?

  • メリットはよくわかるが、実際の手順が知りたい。

  • 経費って便利だなあ
    ベンツの話が印象に残った。

  • 節税のための本。独立して会社の形をとった人への簡単な節税の事例がたくさん書かれている。副業節税のことも少し書かれているが、詳しくなく、お勧めもされていないので、そちらは活かせず。これだけだと、実行にうつすわけにはいかない。でもこんなことまでできるんだと面白く読むにはいいかもしれない。

    あらゆる領収書を経費で落とす
    「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術
    大村大次郎

    目次

    まえがきー島田紳助はなぜ長者番付に載らなかったのか?

    第1章 金持ち社長は「二つの財布」を持っている
    中小企業のオヤジはなぜお金を持っているのか?
    「二つの財布」とは何か?
    会社をつくれば、あらゆる領収書は経費にできる
    中小企業の社長と大企業の役員の違い
    社長の税金は驚くほど安い
    実は私たちは驚くほど高額の税金を払っている
    そもそも「会社をつくる」とはどういうことなのか?
    会社と個人事業者は税金が全然違う
    「会社の利益」と「個人事業者の利益」の違い
    会社は、三つの個体からできている
    不動産業は、会社組織と個人事業では全然違ってくる

    第2章 「公私混同」は会社経営の醍醐味
    「会社の経費」って一体なに?
    会社の経費は事業に直結するものばかりではない
    会社をつくればこんなに税金が安くなる
    なぜ税金が安くなるのか?
    「経費」という神ワザ
    遊興費300万円も会社の金で
    「会議費」という名の飲食費
    個人用のパソコンも会社の金で買う
    携帯電話代を会社で払ってもらう
    会社の金で本、雑誌を買う
    運転免許費用を会社に出してもらう
    英会話の受講費を会社の金で出す
    生命保険料を会社の金で出す
    なぜ彼らは「会社の利益」にはこだわらないのか?
    オーナー社長には三つの収入ルートがある
    「会社の7割は赤字」の本当の理由
    ただ会社をつくれば税金が安くなるというわけではない
    第3章 衣食住も会社の金で支払っちゃおう
    衣食住の大半を会社の経費で落とす
    自宅の家賃を会社に払ってもらう
    会社の金で家を買う方法
    夕食代も福利厚生費で落とせる
    昼食代も月3500円まで会社が出せる
    朝食代を会社の経費で落とす
    服も会社の金で出すことができる
    スポーツ観戦やコンサートチケットを会社の金で買う
    スポーツジムに会社の金で行く
    旅行費用も会社の経費で
    視察旅行、研修旅行を使いこなせ
    会社の金でプライベート旅行をする
    就業規則をつくろう
    「福利厚生」の注意事項

    第4章 なぜ売れっ子芸能人は会社をつくるのか?
    芸能人がつくる会社とは?
    芸能人節税のスキーム
    家族に所得を分配する
    世帯年収1000万円なのに税金ゼロの家族
    税務署に否認されない家族への給料とは?
    社長は税法上はサラリーマン
    社長報酬のカラクリ
    自営業者よりも税金が安くなるカラクリ
    芸能人が節税に躍起になる理由
    自分の収入を他の事業に投資する

    第5章 社長がベンツに乗る理由
    社長になればベンツに乗れる?
    会社の金でベンツが買える
    2ドアのベンツでも社用車にできる
    減価償却って何?
    減価償却には「定額法」と「定率法」がある
    なぜベンツは節税になるのか?
    なぜ「中古ベンツ」が節税になるのか
    ベンツは隠し資産になる
    経費が増えてもお金は減らない
    安い中古の高級車でも、節税効果は大きい
    富裕層はなぜクルーザーを買うのか?

    第6章 サラリーマンも会社をつくろう!
    外資系企業がやっているサラリーマン独立会社とは?
    「サラリーマンの社内独立」は、昔からけっこうあった
    売れっ子芸能人と同じスキームを使う
    サラリーマンも公私混同で経費を積み上げられる
    年収1000万円のサラリーマンの税金は10分の1以下に
    自分の妻に給料を出す
    妻は社長にしないほうが無難?
    親会社にも多大なメリットがある
    会社をつくるのは簡単
    サラリーマンが独立する条件
    会社の税金を安くするにはスキルが必要
    親会社の子会社にしてもらう
    親会社と長期業務契約を結んでもらう
    実は会社をつくらなくてもサラリーマンは経費を計上できる
    金儲けのスキーム
    サラリーマン副業節税とは?
    事業で赤字を出して源泉徴収された税金を取り戻す?
    「社会通念上」という壁
    あとがき

  • 《リード》会社をつくれば、一般の人から見れば思いもよらない蓄財ができるノウハウがわかる本。
    《内容A》金持ち社長は「二つの財布」を持っている
    《内容B》なぜ売れっ子芸能人は会社をつくるのか?
    《内容C》社長がベンツに乗る理由
    《コメント》会社をつくる予定なし。

全15件中 1 - 10件を表示

大村大次郎の作品

あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)を本棚に登録しているひと

あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)を本棚に「積読」で登録しているひと

あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)はこんな本です

あらゆる領収書を経費で落とす! - 「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術 (中公新書ラクレ)のKindle版

ツイートする