儒教とは何か 増補版 (中公新書)

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著者 : 加地伸行
  • 中央公論新社 (2015年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121909893

儒教とは何か 増補版 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 儒教における礼教性/宗教性の側面を示し、ときどきの中国王朝の官僚機構に乗りこむため儒教がどのように宗教性よりも規範としての礼教性を強調し変貌を遂げていったか。その軌跡を古代中国史を踏まえ解説した良書。ただ、朱子学の太極図が抽象的過ぎてピンとこず。おもしろいのが日本の冠婚葬祭。神道・仏教・儒教・道教を取り入れた(入り乱れた?)所作と儀式で意識/無意識に執り行っていることがよくわかる。

  • 特に宗教としての儒教について、非常に分かりやすい。とても良い本ですが、キリスト教を批判するときマテオ·リッチを取り上げてないのはフェアじゃないと思われます...

  •   版元PR文
    〈儒教は宗教というより、単なる倫理道徳として理解されがちだ。古い家族制度を支える封建的思想という暗いイメージもつきまとう。しかし、その本質は死と深く結びついた宗教であり、葬儀など日本人の生活の中に深く根を下ろしている。本書は、死という根本の問題から儒教を問い直し、その宗教性を指摘する。そして孔子以前に始まる歴史をたどりながら、現代との関わりを考える。全体を増補し、第六章「儒教倫理」を加えた。〉



    【目次】
    はじめに――葬式と儒教と [i-viii]
     
    序 章 儒教における死 001
    0.1 〈女の姓を返す〉儒教 
    0.2 仏教における死 
    0.3 中国人の現世観 
    0.4 儒教における死 

    第1章 儒教の宗教性 023
    1.1 〈儒教の礼教性〉批判の無力 
    1.2 宗教の定義 
    1.3 儒教の宗教性 

    第2章 儒教文化圏 041
    2.1 いまなぜ儒教なのか 
    2.2 儒教文化圏の意味 

    第3章 儒教の成立 053
    3.1 原儒――そして原始儒家 
    3.2 孔子の登場 
    3.3 孔子の自覚 
    3.4 孔子の考と礼制と 
    3.5 儒教の成立 
    3.6 詩書礼楽 
    3.7 学校と官僚層の教養と 
    3.8 道徳と法と 
    3.9 反儒教の老荘 

    第4章 経学の時代(上) 119
    4.1 国家と共同体と 
    4.2 原始儒家思想から経学へ 
    4.3 『孝経』 
    4.4 春秋学 
    4.5 礼教性と宗教性の二重構造 
    4.6 経学と緯学と 

    第5章 経学の時代(下) 177
    5.1 儒教・仏教・道教――三教 
    5.2 選挙――推挙から科挙へ 
    5.3 朱子学 
    5.4 朱子学以後 

    第6章 儒教倫理 227
    6.1 儒教倫理の現代的意味
    6.2 儒教における善 
    6.3 徳論――修養の道 
    6.4 共同体における規範 

    終 章 儒教と現代と 243
    7.1 現代における儒教 
    7.2 儒教と脳死・臓器移植と 
    7.3 儒教と教育と――そして自然科学的思考の基盤 
    7.4 儒教と政治意識と 
    7.5 儒教と経済観と 
    7.6 日本における儒教 


    附録『家礼図』略説 279
    あとがき 292
    増補版のための後記 295

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    儒教は宗教というより、単なる倫理道徳として理解されがちだ。古い家族制度を支える封建的思想という暗いイメージもつきまとう。しかし、その本質は死と深く結びついた宗教であり、葬儀など日本人の生活の中に深く根を下ろしている。本書は、死という根本の問題から儒教を問い直し、その宗教性を指摘する。そして孔子以前に始まる歴史をたどりながら、現代との関わりを考える。全体を増補し、第六章「儒教倫理」を加えた。

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儒教は宗教というより、単なる倫理道徳として理解されがちだ。古い家族制度を支える封建的思想という暗いイメージもつきまとう。しかし、その本質は死と深く結びついた宗教であり、葬儀など日本人の生活の中に深く根を下ろしている。本書は、死という根本の問題から儒教を問い直し、その宗教性を指摘する。そして孔子以前に始まる歴史をたどりながら、現代との関わりを考える。全体を増補し、第6章「儒教倫理」を加えた。

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