地震の日本史―大地は何を語るのか (中公新書)

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著者 : 寒川旭
  • 中央公論新社 (2011年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121919229

地震の日本史―大地は何を語るのか (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 古代から現代まで(増補版では東日本大震災も含む)の日本列島に影響を与えた大きな地震の歴史をまとめた一書。理系らしい著者の手になるからか、抑制がきいて淡々と事実が述べられている。あるいは、インデックスとして役立つだろう一書。

  • 地球の表面を覆うプレートがぶつかり合うところ。
    その結果ひび割れ、隆起沈降が地形を形作っているのが日本列島だと頭では理解していても、自分の周辺にそれらが存在しているとの実感はなかなか持てないでいるものだ。
    本著は数々の文献、調査から過去の地震の痕跡を取り上げ、日本列島の地震と歴史を語る。
    短い周期の大地震に人々は注目しがちだが、1000年単位で考えると(それでも地震、火山の単位では短いが)日本の各地で被害を及ぼした地震は多く、再びそこで地震が起きないとは誰も言えない。
    それが明日なのか1000年先なのかに関しても。

  • この本を読むと、日本がいかに地震列島であるのか、が、よくわかります。東日本大震災についても触れられており、参考になる本です。

  • 系推薦図書 5系(建築・都市システム学系)

    【配架場所】図・3F文庫・新書 
    【請求記号】080||CH||1922

    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=158836

  • 平凡社新書の『日本人はどんな大地震を経験してきたのか』とあわせて読みたい。本書ではより詳細な内容が書かれている。
    新書を両手に1冊ずつ持って読む「2丁読み」というのを、小飼弾がしていた。この本なら、それができてしまう。

  • 日本は昔から地震ばかりの国だった、ということがよくわかる。ただ、文章が単調なので途中少し飽きそうになった。

  • 東日本大震災を受けて、8ページ補筆された増補版。歴史上でこれだけ多くの大規模地震災害があったんだなと、にも関わらず日本史での扱いの薄さに、正直驚きます。記録も大事だが、事実を忘れない努力も必要なんだなと思います。新書としてはもう少し読みやすいと良かったかな。

  •  地震考古学という新しい学問分野を拓いた著者による歴史書(地震含む)です。
     同著者による平凡社新書の『日本人はどんな大地震を経験してきたのか』よりも,取り上げている考古学の事実が多く,やや詳しい説明があります。しかし,その分,『日本人は…』の方が読みやすいです。
     個人的には1799年の金沢地震の内容を初めて知ったので,さらに調べてみたくなりました。
     あとがきで「今の日本の状態は9世紀のころによく似ている」と言っています。地震への備えをする必要をさらにさらに感じました。

  • 前から気になっていた一冊。3.11を期に最後の章が追加されたので購入してみた。恐怖を煽るような文面が多い今日、地震研究者の史実だけを淡々と語る姿勢に心魅かれた。引用される文献の記述に被災者の悲鳴を感じ、今まで読んだどんな地震の本よりも胸に刺さった。

    京都は地震が少ないからお寺がたくさん残ってるんだよ、という話を聞いたことがあるが、この本を読むとどうやらそれは嘘のようだ。関東大震災の際、東京に火の嵐が吹き荒れたというが、それが国技館と江戸東京博物館の敷地にあった広場だったと分かり、何度も歩いていた道にそっと祈りを込める。

    この本で「津波てんでんこ」という言葉を知った数日後、その言葉を広めた張本人の山下文男氏が亡くなった。

    (本文同様、感想も淡々と語ってみた。)

  • 展示期間終了後の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号:453.21//Sa63

  • 学習院大学で紹介したら学生さんが借りていってくれました。縄文時代から地震が国を作ってきたことがよく分かります。地震との共生が必要なのかも。

  • 「平安時代に起きた東北巨大地震の18年後には、南海大地震が起きている!」と少々煽り気味の帯なのですが、 本書を読むと、日本の歴史がいかに地震だらけのものであったかということを実感することができます。
    今回の東日本大震災での私の教訓として、自分の生まれた地域で過去にどんな地震があって、どんな種類の被害があったのかを正しく知っておくことがとても大切であるということを学びました。
    今、住んでいる場所が昔はどんなところだったのか。水に関係する場所だったのか。どんなことが起きていたのか。
    この大震災を契機として学ばなくてはいけないことが沢山出てきました。そんな宿題の一つを解くことが出来る一冊だと思います。
    日本の中で地震の被害にあっていない場所はどこにもありません。それを理解した上で、被害を最小限にする為にどうしたらよいのか、何をしなければならないのか、何をしてはいけないのか。
    是非、自分の住む地域ではいつ頃、どんな被害があったのかを調べてみて下さい。本書末尾の日本の活断層地図をみると日本がいかにキズだらけであちこちで地震が起きていたかを実感することができます。

  • やはり、長い歴史で見れば今回の東日本大震災なんてよくある地震のひとつでした。
    津波は北海道から八重山まで、太平洋でも日本海でも、東京湾でも大阪湾でも経験済み。宮崎のカミさんの実家も、ギリギリセーフかもしれないけど、最寄のコンビニのあるところは津波でやられてる。
    地震が少ないと言われてるここ富山でも、立山が崩れた飛越地震、埋蔵金伝説のある帰雲城が埋没した天正地震など、考えてみればすごい地震がたびたび起きてる。
    そして、やはりどうやら、東海・南海地震は起きる。さらに、そのとき、太平洋岸は津波でかなりやられる。今までがそうだったんだから、次回もきっとそうなる。ヤバイよなぁ。。。

  • 日本人はまずは地震・災害の歴史授業をすべきでは無いか…。対岸の火事なんかじゃない、連動して起きる災害を俯瞰で冷静に理解しておくことが大切。勉強になった。

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地震の日本史―大地は何を語るのか (中公新書)の作品紹介

日本の歴史は、地震の歴史だと言っても過言ではない。人の記憶になく、文書に記述がないからといって、地震が存在しなかったと速断するのは大きな間違いと言えるだろう。本書は、「地震考古学」を確立した著者による、日本歴史を地震の連鎖として描く異色の読み物である。巻末に、東日本大震災に関連して、現在の日本列島と共通点が多い九世紀の地震活動を増補し、地震活動活発期にある日本の備えを考える。

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